和室の8畳間の障子がぼろぼろなので、貼り換えました。
Mikoが1歳くらいのとき、指で障子に穴をあけるのが面白いようで、Mikoの手の届く範囲の障子紙は穴だらけでした。
その後1度貼り換えました。
Mikoも障子に穴を空けなくなりました。
ところが、3歳前後のときに障子紙破りが復活しました。
手の届く位置が、高くなりました。
その時は、穴を空けるよりも、剥がす感触が面白いようでした。
障子紙は貼り直せばよいので、Mikoの好きなようにさせていました。
それからしばらくすると障子破りはやらなくなりました。
以降、障子破りは完全に卒業しました。
障子の貼り換えを昨年の年末にやろうと思っていたのですが、ついつい後回しにしてしまいました。
和室が4部屋あり、それぞれに障子があります。
一度にすべてを貼り換えるわけではありませんが、障子1枚に1時間以上かかります。(糊付けの場合)
障子紙の貼り換えは、結構大変なのです。
4連休中ですので、ボロボロの和室8畳間の障子4枚を貼り換えることにしました。
紙の障子紙ですと2年から4年で貼り換え時期を迎えます。
プラスチック製の障子紙は、耐久性があり、貼り換え頻度が少なくて済みます。
その他に手入れが簡単で、冷暖房効率も良く、紫外線カットしてくれるなど良い面があります。
プラスチック製の障子紙で貼り換えることにしました。
ただ、紙製に比べかなり値段が上がります。
税込み価格で4,634円しました。
プラスチック障子紙 1,778円(障子2枚分)× 2
障子用両面テープ 1,078円(障子4枚分)
貼り換えの手順は、次のようになります。
- 「障子紙はがし剤」を障子紙の糊面に塗って障子紙をはがします。(元の障子が糊付けのため)
- 障子のタテ方向の桟に両面テープを貼ります。
- タテ方向の両面テープを剥がします。
- 障子のヨコ方向の桟に両面テープを貼ります。
- ヨコ方向の両面テープを剥がします。
- ロール状になっている障子紙を回しながら、障子紙を貼っていきます。
(プラスチック製で、しわになることがないので、一人でも簡単に貼ることができます。) - 四辺の余分な障子紙をカッターで切落します。
4枚貼り終えて、手順書には書いていない貼り方のコツがあることに気づきました。
今回気づいた「コツ」を以下に記述しておきます。
一番大切なのは「両面テープの粘着力が効きやすいように桟を良い状態にする」ことです。
これが肝です。
1枚目、2枚目の時はまだ要領をつかめていなかったので、「障子紙はがし剤」が十分に乾いていなかったり、紙が残っている状態で貼ってしまいました。
これからしばらくすると剥がれてくるかもしれません。
桟は、よごれがなく、十分に乾燥し、凹凸があれば紙やすりで滑らかにするなど、良い状態にしておくことが長持ちのポイントです。
両面テープを貼る時のコツは、10㎝から20㎝くらいの短い間隔で位置決めをしながら細目に貼ると、まっすぐに貼ることができます。
それから、障子を立て掛けた状態で貼ると作業効率があがります。
立て掛けた状態で、テープを上から下に向かって貼っていくのがコツです。
タテ方向に貼るときは障子をタテに立て掛け、横方向に貼るときは障子をヨコに立て掛けます。
目線が真上からまっすぐテープを見ることができるよう、動きに合わせて態勢を変えます。
寝かせた状態で行うと、中腰の姿勢で作業するため、体の負担が大きいのです。
両面テープを剥がすときは、テープをしっかり貼り付けた状態にして、爪先に意識を集中して、優しく剥がすのがコツです。
余分な障子紙をカットするときは、カッターの進行方向に指や足などを置かないことは言うまでもありません。
安全のため、軍手を着用し、スリッパを履きます。
カッターで万が一にもケガをしないためです。
カットの時は、障子は寝かせた状態にします。
あてがう定規は、曲尺(かねじゃく)を使用しました。(金属製)
左から右方向へカッターを入れる時(私が右利きのためです)、曲尺の左端を指で抑え、右端を足で抑えました。
油断すると木目に沿ってカッターがあらぬ方向へ進んだり、曲尺が動いてしまったりするので、こうしてしっかり押さえておくことが大切です。
障子の桟の汚れ落としや古い障子紙を剥がす作業の後、桟が乾くのを待つ時間が必要です。
そのため、汚れ落としや古い障子紙を剥がす作業を前日やって、翌日新しい障子紙を貼る、というのもありです。
私の部屋の障子(中サイズ)2枚も一部剥がれているので、明日貼り換える予定です。