土間際のレンガ敷き 改良しました

土間際にレンガを敷いた目的を達成するために、何度か改良と検証を繰り返しました。
何はともあれ、完成形がどんな感じになったのか、まずは写真を掲載します。

では、どのような改良をしていったのか、目的ごとに見ていきましょう。

目的1 土間際の芝刈りを容易にする
芝はランナー(ほふく茎)を伸ばして成長していくわけですが、土間で行く手を阻まれると、土間に沿って左右や上方向に進路を変えます。
土間際でランナーが絡み合い、ランナー先端にある生長点が土間際に密集するため、そこが特に成長が盛んな場所になってしまいます。
成長が旺盛な時期など10日もすると、7~8㎝ほどに伸びた葉が土間際で立ち上がってきます。
行く手を阻まれて曲がったランナーも立ち上がってきます。
この状態で芝を刈るのは結構大変です。
当然、芝刈り機で刈ることはできないので、芝刈りハサミを土間に当てながらカットします。
しかし、芝刈りハサミをしっかりと土間際に当てたつもりでも、葉が茂っているので当て具合を目視できないため、ポツポツと何カ所か刈り残してしまいます。
今回の改良によって、
芝刈り機であらかた刈ることができるようになりました。
レンガ側の車輪を少し浮かし気味にするときれいに刈ることができます。
芝刈り機で刈れないものは、芝刈りハサミを写真のように地面に水平にして使って簡単に刈ることができます。
期待を裏切らない成果がありました。


目的2 水はけの改善(裏庭に雨水を流さない)
雨どいから溢れた雨水が裏庭へ流れていくのを防止し、玄関側に流れるようにするのは、何度か改良を加える必要がありました。
初期バージョンは、少し強い雨が降って水量が増え、玄関側に流れる排水能力量を超えてしまうと流れが滞ってしまい、溢れた雨水が裏庭にも流れてしまいました。

第一の改良は、下図のように根止めシートをレンガより少し高い位置に設置して、土間と芝生の間の幅を広げ、地面からの高さを高くすることで、多くの雨水が流れるようにしました。
U字溝をイメージして改良しました。
これにより、排水能力が大幅に向上しました。

しかし、この改良によっても、大雨になると雨どいのパイプのジョイント部分から勢いよく漏れ出てた雨水が、モルタルを超えて裏庭の方へ流れてしまいました。
ジョイントから漏れ出る方向が裏庭側であることも、影響しています。

次の改良では、
パイプのジョイント部分から勢いよく漏れ出てた雨水が裏庭側に行かないように、ガードを取り付けました。
漏れ出てた雨水がガードにあたって、玄関側に流れるという仕掛けです。
もう一つの改良は、裏庭側のモルタルの縁にタイルの目地材を盛って高くし、雨水が裏庭側へ溢れるのを防止しました。

今までのところ、大雨でも、ほとんどが玄関方向へ流れます。
風がなければ、多少の雨であっても、裏庭側の軒下の地面は湿らずに乾燥しています。

ホースで水を流して検証したときは問題なくても、実際に雨が降った状況で検証しないと発見できない問題もありました。
パイプジョイント部からの雨水の流出がそうでした。
雨が降ると、待ってましたとばかりに傘をさして庭に出て、雨水の流れ具合を確認したり、問題点を探したりしたものでした。

目的3 土間の破損防止対策
根止めシートを取り付けることにより、ランナー(ほふく茎)の侵入も防げるという効果も向上しました。
土間の破損防止対策もこれでバッチリです。

こうした改良を加えることで、次の目的を達成することができました。
■土間際の芝刈りを容易にする
■水はけの改善(裏庭に雨水を流さない)
■土間の破損防止対策

ただし、裏庭に雨水を流さないことに関していうと、そもそも雨どいのパイプジョイントから雨水が漏れ出すという状態が事態を悪化させています。
この問題については、まだ、何の対策もしていません。
今後の課題としておきましょう。

追記
「土間際にレンガを敷く」の作業で残土が結構でました。
残土処理をどうしたものか、と思案していました。
しかし、根止めシートを設置することに伴い、残土問題は解決しました。
どういうことかというと、根止めシートの設置によって、庭に少し土を盛る必要がでてきたのです。
その土に残土を使用したため、残土問題は解決したのです。
もちろん、芝生に使う土なので、フルイにかけて、石や植物の根などは丹念に取り除いて使用しました。

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