孫日記 2023/9/4~9/10

my dear granddaughter , Miko’s Diary

2023/9/4(月)

ジイジ は会社の健康保険証の切り替えのため、出社する日です。
7時15分に家をでて、20時頃に帰宅したため、Miko のようすは分かりません。
Miko は保育園へ頑張って行ったと、帰宅後に ママ から聞きました。

今日の様子ではないのですが、Miko は観察力があるな、と感心した出来事がありました。

先日、保土ヶ谷プールに行った時のことです。
浅いプールで Miko と遊んでいると、Miko が ジイジ の足を見て
「ジイジの足、きれいになってる!」というのです。
一瞬、ジイジ は何を言っているのか分からなかったのですが、しばらくして、
ああ、あのことを Miko が心配してくれていたんだと思い当たりました。

2022年1月のころです。
サイクルハウスを組み立てるため、土台となる基礎をつくる作業をしていました。
地面を掘り下げ、砂利を入れ、突き固めて、コンクリートを打つ作業です。
突き固める作業のときに、突き固める おもし を誤って自分の足の親指に打ち当ててしまいました。
骨が折れたり、ひびが入らなかったのは不幸中の幸いでしたが、
親指の爪が黒く変色してしまいました。
元に戻るのに半年以上かかりました。
Miko がその親指を見ては、「爪、どうしたの?」といつも心配そうに聞くのです。

爪が完治して元に戻っていることに Miko が気付いて「きれいになってる!」といったのです。
1年以上前のできごとを、しっかり記憶して、気にかけてくれたことに、驚いたのですが、それにも増して Miko の優しさを感じました。
優しさは、こうした 観察力 と、 相手のことを思う 想像力 があって生まれてくるのでしょう。
Miko の観察力と想像力と優しさを、大事に育んでいくのが大人の責務だと、自覚する出来事でした。

2023/9/5(火)

今朝は7時20分になっても、気持ちよさそうに寝息を立てています。
ジイジ が寝ている Miko の鼻をちょっとつまんだり、ほっぺをなでたりしました。
すると、「まだ眠いんだよー。」とくるっとうつぶせになりました。
「ジイジ ね。さっき、ヒイジジ のお家へ朝ごはんをもっていったよ。そしたらね、ヒイジイ も眠いっていてたけど、起きて、おいしそうにご飯を食べてたよ。」というと、
くるっと ジイジ の方に向き直り
「ヒイジジ ご飯食べてたの? ヒイジジ は何が好きかな。」
ジイジ が「甘いものが好きなんだよ。」というと、
「アメ。グミ。マシュマロ。・・・」と甘い食べ物の名前をあげていきます。
ジイジ が「今度、また ヒイジジ とご飯一緒に食べよ。そして、Miko にビールを注いでもらって、みんなで乾杯しよ。」というと、もう、すっかり目覚めていました。

よっちゃんが作ってくれた朝ごはんを居間に降りて食べました。
ママ は、一足先に Miko とタッチをして出勤しました。
保育園へは、よっちゃん が送ることになりました。
Miko はとても機嫌よく、お気に入りのドレスを羽織り、歌を歌いながら玄関で靴を履いて、元気に保育園に行きました。

お風呂上りのお着替えの ママ との競争に、今日も負けてしまいました。
風呂上がりに、ちょうど しんちゃん が帰宅して Miko とお話をしたり、Miko の母子手帳を見ていたりして、お着替えのことをうっかり忘れてしまったようです。
「Mikoちゃん、着替えればよかったよ。えーーん。着替えればよかったよー。えーーん。」
悔しさを思い出しては、大粒の涙を流して、しばらく泣いていました。
スプーンでみかんジュレを食べているときも、思い出しては、「えーーん。」と泣きながら、また食べるを繰り返していました。

2023/9/6(水)

17時が近づくと ジイジ はソワソワしだします。
もうすぐ Miko が保育園から帰ってくる時間だからです。
庭の小さな菜園へ足を運び、オクラの葉を落としたり、ナスの葉を落としたり、トマトの脇芽をとる作業を始めます。
作業していても、ママが運転する自転車の音を聞き逃すまいと、その音に神経を集中しています。
オクラの葉を落としていると、自転車の音が聞こえ、ママ と一緒に帰ってきました。
オクラの葉っぱの間から「Mikoちゃーん」と呼ぶと、ジイジ に気づき、
「ただいまー。何してるの?」といって、ヘルメットを脱ぎ、自転車をおりました。
そのとき、お隣に一人暮らしの おばあちゃん がいるのですが、タイミングよく玄関の扉を開けて
「あら、Mikoちゃん、今帰ってきたの。」と言いながら、Miko の方へ歩いてきました。
お隣の おばあちゃん も、ジイジ と同じように自転車の音に神経を集中していたようです。
Miko が「保育園にいってたの。」と応じて、しばらく おばあちゃん とフェンス越しにお話をしていました。
お話が終わると、Miko はそのままお家に入っていきました。
ジイジ は、オクラの葉っぱの間からその様子をじっと見ていました。
そして、追いかけるように、ジイジ もお家に入っていきました。

2023/9/7(木)

今朝は、機嫌よく居間に降りてきました。
先日、綿菓子を2袋買い、冷蔵庫に入っています。
朝食を食べた後に綿菓子を1袋食べました。

保育園から17時少し過ぎに帰ってきました。
保育園では泥遊びをしたそうです。
そのためか、Miko の髪の毛が砂をかぶったように、うっすら変色しています。
これだけ汚れるんだから、さぞかし楽しかったのでしょう。

ママ が保育園から絵本を借りてきました。
夕ご飯を食べた後、よっちゃんに絵本を読んでもらいました。
そのときお風呂場からピンポーンとチャイムがなりました。
ママ からの、お風呂に入っていいよ、という合図です。
Miko が「綿菓子を食べたい。」といいます。
綿菓子を食べてからお風呂に入るつもりのようです。
お風呂に入りたくないという気持ちもあるようです。
ちいちゃん が「綿菓子はもうないよ。」というと
「冷蔵庫に2つあった。朝、ひとつ食べたから、まだ、ある。」といいます。
もっと小さい頃なら、だまされたでしょうが、今の Miko には通用しません。
そこで ジイジ がこう言いました。
「ジイジ だったら、お風呂に入って、髪を洗って、きれいになって、気持ちよくなってから、
冷たくなった綿菓子を食べるな。そうして食べると、綿菓子はとってもおいしんだよ。」
そうすると、Miko も納得してくれたようです。
一目散にお風呂場に向かいました。

ちゃんとお話しすると、Miko なりに受け止めて、それが自分にとってどうゆうことなのか、いいことなのか、わるいことなのか、を考えて行動できるようになったんだね。

2023/9/8(金)

台風13号が近づいています。
静岡県の御前崎に上陸後、今日中には関東から離れていく予報です。
朝から、雨が時々強く降り、風も吹いてきました。
Miko が 「ガラス窓から外をみてみて。」と ジイジ にいいます。
ジイジ「ほんとだ。風で木がゆれてるね。木の葉っぱも落ちてるよ。」
Miko「野菜は大丈夫かな。倒れないかな。」
ジイジ「こんな風に負けないぞ、ってがんばっているから、大丈夫。」
Miko 「お家は倒れないかな。」
ジイジ「お家は倒れないから、安心して大丈夫。」

ジイジ と ママ と よっちゃん がキッチンにいると、
Miko が「てんき、大丈夫だって。よくなるんだって。」
と嬉しそうに報告しにやってきました。
「てんき よくなって、雨もやむんだって。」
どうやら、テレビの天気予報をみていたようです。
今日は、Miko にとって「台風」というものを知ったデビューの日になりました。

2023/9/9(土)

今日は、アトピーの塗り薬を処方してもらうために、午前中に診察予約をいれています。
休日ですが、いつもと同じ時間に起床して、お出かけの準備をしなければなりません。
朝、2階へあがると、ジイジ と少し遊んでから、朝食とお着替えをしたいといいます。
ジイジ が野菜たちの登場する絵本を取り出して
「トウモロコシさん、どこかな?」と探し物当てクイズを始めました。
もちろん、難なく正解です。
次に
「トマトさんはどこかな?」
これも、難なく正解です。
緑の小さなピーマンたちが手をつないでいる絵がありました。
「じゃ、ピーマンさんはどこでしょう?」
Miko が?マークの顔をしています。
分からないようだからヒントを出してあげようと思い、
「緑の小さな野菜です。」
Miko はしぶしぶ、そこを指さしました。
ジイジ が「正解!」というと、
Miko が「ちがう。お豆さんだよ。」といいます。
目を凝らしてよく見ると、お豆さんでした。
Miko の口癖で「ちがう」というのがあります。
ジイジ は Miko から、結構、この「ちがう」のダメ出しを受けてしまうのです。

ママたちは、病院の帰りに湘南台文化センターに寄って少し遊んだ後、買い物をして帰宅する予定で出かけました。
湘南文化センターを出てスーパーへ向かう道すがら、丸亀製麺のうどん店をMikoが目ざとくみつけ、うどんを食べたい、とせがんだそうです。
Miko はうどんが大好きなのです。
ざるうどんの並みを全部平らげ、コロッケもあらかた食べるほどの食欲だったそうです。

2023/9/10(日)

日曜日は午後から体操の日です。
おとなりのおばあちゃんも、体操教室方面へ出かけるというので、同乗して行きました。
たまには、そうゆうのもいいよね。

ジイジは勤務があるので、残念ながら、体操の様子を見ることができません。
帰ってきてから ママ に聞くと「Miko が一番元気よく返事ができていたよ。」と教えてくれました。
そこで、「どんな風に返事をしたのか ジイジ に聞かせてくれる?」とMikoに頼みました。
そのとき、Miko は食事中だったので、片手にフォークを持ち、もう片方の手をちょっとあげて
「はい。」と小さな声で再現してくれました。
ジイジ が「そんのに小さい声で返事をしたの?」ときくと、
フォークを置いて、すくっと立ち上がり、右手をまっすぐ上にあげて、
はい!」と大きく、遠くへ通る声で再現してくれました。
それから、でんぐり返しに率先して挑戦したことも教えてくれました。

もしかしたら、お昼にうどん屋さんでうどんを食べたのだろうか?
体操教室のすぐ前にうどん店があるので、よく、そこでうどんを食べるんだと聞いています。
ジイジ は糖尿病なので、いっしょにうどんを食べることはできないけれど、いつか有休をとって、体操教室の参観をしたいと思います。

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