my dear granddaughter , Miko’s Diary
2024/2/26(月)
朝の7時に「ジイージー」と呼ばれ、2階の扉を開けると、扉の前に Miko が立って待っていました。
さっそく「何して遊ぼっか?」と、あれも これも とある遊びの中から、何にしようかなと思案しているようです。
テープを使って飾り物を作るおもちゃが Miko の目に留まりました。
透明のテープとビーズを使って、色々な柄を作るもののようです。
老眼の ジイジ には、説明書きが読めないので、詳しくは分かりませんが、「12歳から推奨」と大きく書いてありました。
「これは、お姉さんにならないと、使えないみたい。」
「Miko はおねえさん?」
「Mikoは、もうちょっとしないと おねえさん にならないな。」と ジイジ がいうと、
すくと立ち上がって、柱まで行って、背を柱につけて気をつけの姿勢をします。
「どう?おねえさんかな?」といいます。
柱に印をつけて Miko の身長を記録しています。
どうやら、その記録より大きくなっていれば「おねえさん」ということのようです。
ジイジ が柱を確かめると、先日付けた印を超えています。
「おっ!背が伸びてる。もうすこしで、おねえさんになるよ。」
でも、結局、テープでは遊ばず、小さな食べ物を小さな食器に並べていく遊びをしました。
ちいちゃん の職場(保育園)の方からオモチャを譲ってもらいました。
その方のお子さんが10歳で、もう遊ばなくなったオモチャなのだそうです。
さっそく、ママ がお礼の手紙を書きました。
Miko もお礼の絵を描きました。
2024/2/27(火)
今朝、Miko の声が聞こえ 2階へ上がると ジイジ ではなく、ママ を呼んでいました。
どうして ママ を呼んでいるのか尋ねると
「ほいくえん、おやすみしたい。」といいます。
「Miko、今日は ジイジ も よっちゃん も しんちゃん もいないんだよ。
一人でお家にいることになっちゃうよ。」
というと、ポロポロと涙を流しました。
ジイジ の膝に乗せて、
「少し早くお迎えはできるから、ほいくえんへいこう。」
そういうと、受け入れてくれました。
もちろん、ママ に早めのお迎えをすることを承認してもらいました。
ちいちゃん の職場(保育園)の方から譲ってもらったオモチャを ジイジ に紹介してくれました。
オモチャは、ケーキ、イチゴ、リンゴ、チーズなどの食べ物や、お皿、フォークなど Miko の好きそうなものばかりです。
オモチャを紹介している最中に、「あそび」がひらめいたようです。
突然、Miko がテーブルとイスをセットし始めました。
セットが終わると、そこに、メグちゃん3人を座らせます。
そして、さっきのオモチャを使って、食べ物をお皿のうえに載せていきます。
お皿は全部で6枚あります。
チーズも6個あります。
チーズがお皿の分だけあるか数えて、足りることを確認して載せていきます。
お皿に食べ物を盛りつけながら、椅子に座っているメグちゃん達に
「まっててね。いま ごはん の用意をしているからね。」
と声をかけていました。
お皿に盛り付けが終わると、メグちゃんの前に料理を出していきました。
メグちゃん達に食事を食べさせるのは ジイジ の役目でした。
2024/2/28(水)
起きてからほいくえんへ行くまでの流れは、まず ジイジ と遊び、次に よっちゃん と朝ごはんを食べ、それから ママ が歯みがきとお着替えをさせて、ほいくえんへ行く、という順番です。
でも、今朝は、朝早くから よっちゃん と しんちゃん は野球の練習のために出かけました。
そこで、今日はいつもの流れを変更することにしました。
ママ が6時半ころに出勤の準備をはじめ、Miko が起きたら Miko を1階のリビングへ下して、ママ と食事と歯みがきをし、それからお着替えをして、最後に ジイジ と遊ぶ、という流れにしました。
今日は1階のリビングで ジイジ と遊びました。
いつものようにシルバニアと小さな食べ物と食器を使った遊びでしたが、楽しくて、ほいくえんへ行く時間になっても、もっと遊んでいたいようでした。
「ジイジ、今日はジイジが早迎えに来て。」
ママ の承諾を得て、ジイジ が2時半過ぎにお迎えに行くことになりました。
何故2時半過ぎかというと、お昼寝から起きる時間が2時半であることと、3時になるとおやつの時間になるからです。
早迎えをして14時45分頃に帰宅すると、早速、今朝の遊びの続きをすることになりました。
遊びの中で、ジイジ が絵本を三角の形にして、家を作りました。
それを見ていた Miko は、何かピピッとひらめいたものがあったようです。
絵本棚から絵本を持ってきて、絵本で家を作りだしました。
次々に絵本棚から絵本を持ってきて家を作っていきます。
隣の家とは、通路でつながっています。
映画館の家、森の家、テントウムシの家、だるまさんの家、ペンギンの家、クマさんの家、恐竜の家などなど、たくさんの家ができました。
絵本の家なので、それぞれの家に物語があります。
「迷路の家」と名付けました。
その「迷路の家」をシルバニア達が探検をすることになりました。
迷路の中をさまよっている内に、シルバニア達はお腹がすいてきました。
すると「迷路の家」の中に「食事ができる部屋」が現われました。
部屋にテーブルやイス、食事が用意されていきます。
「迷路の家」をあちこちと歩き回って汗をかいたシルバニア達は、お風呂に入りたくなってきました。
すると「迷路の家」の中に「お風呂がある部屋」が現われました。
シルバニア達は服を脱いでお風呂に入るのでした。
気が付くと4時30分を過ぎていました。
かれこれ、2時間近く遊んでいたことになります。
今度は、Mikoがお風呂に入る時間です。
ママが帰宅したら「迷路の家」を見せるので、「そのまま(の状態)にしておいて」と言ってお風呂に入りました。
歯みがきを終えて2階へ上がるとき、タッチ挨拶をするためにジイジの部屋に入ってきました。
そして、いきなり
「ジイジ、今日はMikoちゃんとあそんでくれてありがと。」と言って、深々とお辞儀をしました。
思わずジイジも
「Miko、ジイジもあそんでくれてありがと。」とMikoにお辞儀を返しました。
2024/2/29(木)
今日から ヒイジイジ がデイサービスを利用するので、その準備のために、ジイジ は8時までに ヒイジイジ の家に行くことになっています。
昨日、デイサービスに持っていくメガネや歯ブラシを Miko に見せて、
「これを持って、ヒイジイジ はデイサービスというところに明日行くんだよ。」
と説明していたので、ジイジ が朝から出かけることを知っています。
なので、今朝は、ちょっとしか遊べないということを理解してくれていました。
昨日は絵本を使って「迷路の家」を作りましたが、今日は絵本ではなく、四角いおもちゃケースで家をいくつか造り、それをつなげていきました。
高さのあるおもちゃケースで作った家に、ジイジ が階段を作りました。
高さの異なる四角い形状のおもちゃを組み合わせて、階段にしました。
Miko は、その階段をとても気に入ってくれました。
15分位の遊びでしたが、充実した時間だったように思います。
2024/3/1(金)
今日は、ママ の勤務先の幼稚園が創立60周年でお休みです。
Miko はほいくえんでひな祭りの会があるので、ほいくえんへ行きました。
ひな祭りの会では、写真撮影をするそうです。
よっちゃん が
「Miko、今日は ママ はお休みだけど、ほいくえんでひな祭りの会があるから、Miko はほいくえんへいくんだよ。そこで、皆と写真を撮るんだって。今日は、ママ が早迎えに行くからね。」
と説明していました。
朝食をとるまでの間、ジイジ と双六で遊びました。
ジイジ が双六の本を取り出して
「この中のどの双六をしようか?」というと
「Mikoちゃんが作った双六にしよう。」といって、自作の双六を出してきました。
ジイジ がプリキュアのスカイの人形を、Miko がエルの人形を使って始めました。
はじめはルール通りにやっていました。
だんだんジイジのスカイが遅れはじめ、エルがかなり先に行ってしまいました。
すると、スカイをエルがいるマスまで持ってきました。
ここからは、Miko のルールで進みます。
ここから先は、二人が出すサイコロの目が同じ目になるよう、出す目を上に向けて、そーとサイコロを置くのです。
ですので、スカイとエルは、一緒にマスを進むことになります。
ゴールも、スカイとエルが手を取り合って、一緒にゴールしました。
これでは、双六とは言えないかもしれませんが、それで満足したようです。
ほいくえんへ行くとき
「ジイジ。あそんでくれてありがと。」
と、声をかけてくれました。
なんだか、ジイジ の方が Miko に遊んでもらったような双六ゲームでした。
ジイジの方が、「あそんでくれてありがと。」と言うべきでしょう。
2024/3/2(土)
今日は、ヒイジイジ との食事会です。
11時30分頃に、ヒイジイジ が到着しました。
車を降りて、ゆっくりと玄関へ向かう ヒイジイジ を、Miko が玄関で出迎えてくれました。
「ヒイジイジ、くつを脱いで、上がって。」
ヒイジイジ が、部屋に入ると、まず ひな飾り に目が留まりました。
「こんなに大きとは思わなかった(3段飾り)。(お内裏様とお姫様の)2人だけケースに入っている飾りだと思ってた。」
「Miko も手袋をしてひな人形を飾るのを手伝ってくれたんだよ。」と よっちゃん が説明をしました。
ママ も、この ひな飾り は ヒイジイジ と おばあちゃん が ママ のために買ってくれたことに対する感謝の気持ちを込めて、「おばあちゃんが買ってくれたひな人形だよ。」と言っていました。
ヒイジイジ がいつも座るソファーに腰かけると、Mikoが、イルカ、アザラシ、ネコのミニチュアフィギュアを持ってきて、ヒイジイジ に見せていました。
このミニチュアフィギュアは先日買ったばかりで、そのときから ヒイジイジ が来たら見せてあげると言っていました。
Miko なりに、どうしたらヒイジイジが喜んでくれるだろうかと、考えてくれていました。
今回も、Mikoが、ヒイジイジ、ジイジ、よっちゃん、しんちゃんにビールを注いでくれました。
「乾杯!」と言いながら、お互いのグラスを合わせ、食事会が始まりました。
頃合いを見て、ジイジ が、先日の ヒイジイジ のデイサービスの様子の写真を皆に披露しました。
この写真は、ヒイジイジ が気が付かない間に、施設の方が撮ってくれたものです。
しばらく、デイサービスの話で盛り上がりました。
デイサービスの歩行訓練で、ヒイジイジ が10mくらいの距離を、施設利用者の誰よりも早く歩いたことを自慢げに話し出しました。
すると、
「Mikoちゃんも歩くの早いんだよ。」と言って、速足でリビングを一周して戻ってきて
「どう。早いでしょ。ヒイジイジも歩いてみて。」
ヒイジイジの話しっぷりから、楽しそうなデイサービスの様子が皆に伝わってきました。
ジイジの座っている位置の後ろに ひな人形 を飾っているのですが、食事中、Miko が
「ジイジ、人形の目が動いた。」
と言って、ジイジを脅かします。
食事会は、このようにワイワイ、ガヤガヤと進みます。
昼食後、ヒイジイジ は小一時間ほど昼寝をするのが日課です。
Miko は、ヒイジイジ が昼寝から起きたら、おやつに たい焼き を一緒に食べる計画を立てています。
ヒイジイジ が昼寝をしている間、隣のリビングで双六で遊んでいました。
遊びながらも、隣の部屋で寝ている ヒイジイジ の気配にアンテナを張っていたようです。
ヒイジイジ が起きるわずかな物音に Miko が気づき、たい焼き を持って、やってきました。
「ヒイジイジ、たい焼き 食べよう。」
たい焼き を袋から出して、皿に載せて、ヒイジイジに差し出します。
たい焼き を包んでいる紙袋に、たい焼き をどこから食べるのか「性格判断」の絵が描いています。
それを ヒイジイジ に見せながら、
「ヒイジイジ、たい焼き、どこから食べる? Mikoちゃんは、ここ(しっぽ)」
ヒイジイジ が迷っていると
「ここにしな。(腹)」
Mikoがしっぽを食べると、残念ながら、餡子(あんこ)は出てきませんでした。
ヒイジイジ が腹にかぶりつくと、餡子(あんこ)が見えました。
「あっ。餡子(あんこ)が出てきた。」と ヒイジイジ が言うと、Miko は嬉しそうでした。
15時30分。ヒイジイジ の帰宅前に、ひな飾り の前で記念撮影をしました。
先月、親戚の者との集まりがあった時
「ひ孫(Mikoのこと)が、お嫁に行くまで頑張るんだ。」と皆に言っていました。
20年後だとすると、116歳です。
116歳まで生きようという夢と希望を ヒイジイジ に抱かせるほど、ヒイジイジ は Miko のことがお気に入りです。
ヒイジイジ が帰宅した後、Miko は ママ と一緒にギョーザを作りました。
ギョーザのタネを練って、皮でタネを上手に包みました。
お皿いっぱいに作ったギョーザが盛られています。
少しタネがはみ出ていたり、皮が波打っていないのは、Miko が作ったギョーザでしょうか。
よっちゃん、しんちゃん、ちいちゃん、ジイジもご相伴にあずかりましたが、お味は「グッド!」でした。
2024/3/3(日) 桃の節句
ママ はベイ シェラトンホテルで60周年記念パーティが開催されるため、7時30頃に出かけました。
よっちゃん と しんちゃん は野球の試合があるため、6時30分頃に出かけていますし、ジイジ は仕事です。
Miko は ちいちゃん と留守番です。
午前中は、2階でリカちゃん人形やメルちゃんやシルバニアで遊んでいました。
ちいちゃん が、これほど長い時間、Miko と人形で遊ぶのは久しぶりだったのではないでしょうか。
試合が終わり、お昼前に、よっちゃん と しんちゃん が帰ってきました。
今日の体操教室は、ママ がいないので、ちいちゃん が連れていく予定になっていました。
でも、Miko が家で遊んでいたいといいます。
そこで、よっちゃん が、いっしょに体操教室へ行こうと持ちかけると、Miko はあっさりと体操教室へ行く気になってくれました。
いつものように、モディのなかにある店でうどんを食べてから体操教室へ向かいました。
まだ誰も来ていません。
一番乗りだったそうです。
ゆるーい体操教室とはいえ、行かない理由を考えたら、それこそ次から次へと湧いて出てきます。
体操教室へ行けるよう、Miko のモチベーションが上がる方向へ導いていくのが大人の役割なのでしょうね。
ジイジ のような年齢になっても、モチベーションが上がらない時の対処に困惑してしまうことが、しばしばあります。
自分なりに、対処方法を持っているつもりですが、それが通用しないときは、モチベーションが上がるまで「寝て待て戦略」を取ることもあります。
Mikoくらいの年齢から、モチベーションとの付き合いが始まるのかもしれないですね。
ママ は、14時過ぎにパーティが終了した後、職員たちとホテル内でお茶をしたそうです。
何と一人3,000円近くかかったそうです。
恐るべし!ベイシェルトン。(庶民には痛い金額です)
17時過ぎに帰宅しました。