my dear granddaughter , Miko’s Diary
2024/3/25(月)
ママが出勤するときに、2階からMikoの大きな声が聞こえてきました。
「ママーー。頑張れーー。」
ママに何か大変なことが起きているらしい、仕事に行ったらママはそれに出会うらしい、だからママは頑張ってお仕事に行くんだ、という雰囲気を感じ取っているようです。
「ママーー。頑張れーー。」には、ママへの応援の思いが込められていました。
何度も、何度も「ママーー。頑張れーー。」の声が聞こえてきました。
ママは、勇気を振り絞って「生活があるので、無休で働くことはむずかしい。」と事務の人に話しました。
事務の人も、それは当然であろうと理解を示してくれたそうです。
その人を通じて園長の承諾を得て、勤務した分はキチンと支給してもらえることになりました。
ママの訴えは、当然のものです。
ママの言動は、自身を誇りに思って、胸を張ってよいものだったと、ジイジは思いました。
Mikoの応援が届いたんだね。
ジイジが仕事をしているとき、風呂場からMikoの大きな泣き声が聞こえてきました。
仕事をしながら、泣いているのはオモチャのことかな?などと想像をしていました。
仕事が終わってリビングに行くと、Mikoの方から
「Mikoちゃん、お風呂で泣いちゃった。どうして泣いたかジイジわかる?」と聞いてきました。
「どうして泣いたの?教えて。」
と言うと、その訳を教えてくれました。
お風呂場で遊んでいるときに、アイスを食べる小さ目のスプーンを排水口に流してしまったのだそうです。
排水口に流してしまったスプーンは返ってこないので、流した悔しさよりも、悲しさの方が大きかったのかもしれません。
今度休みの時に、小さなオモチャが流れないように対策しまショ。
2024/3/26(火)
今日、ママは8時過ぎに出勤です。
朝食ができるまでの間、久しぶりにMikoと遊びました。
Mikoが
「ジイジ、はじめてだね。(久しぶりのこと)」と言います。
3月16日からMikoの病気やママの病気、そしてママの春休みなどで、Mikoと久しく朝の遊びをしていません。
10日ぶりです。
「ジイジ、はじめてだね。」を3回も言ってくれました。
先日買ったハンバーグ屋さんのシルバニアのオモチャを出しました。
「ジイジ、これ初めてでしょ。」
ジイジがこのオモチャで遊ぶのは初めてです。
「作り方(組み立て方)難しいんだよ。これ(写真)を見て作ってね。」
Mikoは、もう作り方が頭の中に入っているようですが、初めてのジイジのために写真を見ながらなら作れるよ、と教えてくれたのです。
「うん、わかった。Miko、このオモチャどこで買ったの?ヤマダデンキ?」と聞くと、
「ト・イ・ザ・ラ・ス」と一語、一語区切って、教えてくれました。
今日は、久しぶりの保育園です。
もうすぐ、うさぎ組の皆も、上のクラスになります。
この1年間にMikoが作った作品を、持ち帰ってきました。
2024/3/27(水)
今朝もトイザらスで買ったシルバニアのオモチャで遊びました。
シルバニアハウスを組み立てて、部屋に素敵なベッドをセットしました。
その家に白くてかわいらしいオバケが遊びに訪れます。
お化けと言えば、ジイジが小学生低学年のころ、人魂(ひとだま)のようなお化けを見たことがあります。
その頃、カブトムシを捕まえるのに夢中になっていて、朝4時過ぎに起き出して、カブトムシ採りに出かけていました。
ちなみに、父も母も、毎朝カブトムシを捕まえに行っていたことに、しばらくの間気づいていませんでした。
父と母が寝ている間に出かけ、起き出す時間には、家に戻っていたからです。
樹液が出るカブトムシが集まるクヌギの木へ行くには、その途中の薄暗い林の中にある墓地を横切らなければなりません。
朝4時過ぎは、まだ薄暗く、昼でも薄暗い墓地は、子供のジイジにとって不気味な場所でした。
ある日、その墓地を横切ろうとすると、薄暗がりの中に白い雲のようなものが浮かんでいるではありませんか。
怖くなって、走って墓地を通り抜け、カブトムシのいる木へ向かいました。
それからというもの、カブトムシ採りに行くときは、墓地の横を通るたびに全速力で通り抜けていたものでした。
その体験を元に、お化けを見たお話をMikoにしました。
「Miko。ジイジが小さな子供の時に、お化けを見たことがあるんだよ。
暗いところにあるお墓の側を歩いているとき、このお化けのように白いオバケを見たんだよ。
お化けの背中しか見えなかった。
お化けの顔は見えなかったけど、ジイジは怖くなって、急いでお家へ引き返したんだ。」
(実際は、そのままカブトムシのいる木へ走ったのですが)
するとMikoは、オモチャのお化けを手に持って、その背中をジイジに見せます。
そして、お化けをふり返えらせて顔を見せます。
オモチャのお化けのかわいらしい顔が見えます。
「このお化けのように、顔がチャンと見えていたら、怖くなかったかもしれないね。」
2024/3/28(木)
今日はヒイジイジのデイサービスの利用日のため、Mikoが起きる前にヒイジイジの家へ出かけました。
元気に保育園へいったようです。
うさぎ組も残すところ今日と明日の2日間になりました。
4月1日から、進級して新しいクラスになります。
新しいクラスのお友達は、ほぼ今のメンバーですが、先生が変わるかも知れません。
2階へ上がるときに、ママとよっちゃんが「先生にお手紙を描こうね」とMikoに声をかけていました。
後でよっちゃんから
「Mikoは、頑張って3通のお手紙を描いてくれた。
遊ぶ時間がなくなってしまったけど、今日は遊べなくても、明日も、その次もたくさん遊べるから、頑張って描こうね、というと色鉛筆を取って描き始めてくれた。」と聞きました。
3枚目のお手紙を描くときには、疲れてきて「ママ描いて。」「よっちゃん描いて。」と言いましたが、「先生は、ママやよっちゃんが描いた絵をもらってもうれしくないと思うよ。」と言うと、何とか頑張って描き上げることができました。
遊びたいのを我慢し、集中力が途切れるのを何とか持続して、描き上げることができたそうです。
2024/3/29(金)
今朝、「ジイジは、今日、どんな夢を見たの?」とMikoに聞かれました。
今日は、Mikoがうさぎ組の最後の日なので、それに関連したとっさに思いついた夢のお話をしました。
「ジイジが、広くて平らな場所で自転車に乗っていたんだ。
走りながら、空を見上げると、大きな鳥が飛んでいるのが見えたんだ。
その鳥がね、段々、ジイジの方に下りてくるんだ。
そしてね、ジイジのエリを足でつかんだんだ。
大きな鳥はね、自転車ごとジイジを空に連れて行ってしまったんだよ。
お家が段々と小さくなっていく。
高くて怖いけれど、遠くまで見渡せる。
そしたら、向こうの方に保育園が見えたんだ。
Mikoが行っている保育園だ!
保育園の屋上でMikoが遊んでいるのが見えたんだ。
すると、その鳥がね、そーと、ジイジをMikoがいる屋上に下ろしてくれたんだ。
大きな鳥は、ジイジをMikoのところまで運んでくれたんだね。
ありがとー、鳥さん。」「カーカー」
「鳥さんって、カラスなの!」
Mikoは目を輝かせて、ジイジの創作夢物語りを聞いてくれました。
その後いつものように小さなオモチャで遊びました。
オモチャ箱の中に所定の場所ではないオモチャを発見すると
「誰がここに入れたのかな。」と言いながら、所定の場所に戻していました。
お手紙を先生に渡したそうです。
でも、残念な知らせがありました。
保育園のなかにし先生が、4月から別の保育園へ異動することになったのです。
ママと一緒に、お別れの挨拶と、お礼の挨拶をしました。
春は、別れと出会いの季節ですね。
2024/3/30(土)
ママと湘南台文化センターこども館へ行ってきました。
しばらく、寒の戻りがあったり、雨の日が続いていましたが、今日は、すがすがしい天気で、気温も25度近くまで上がりそうです。
絶好のお出かけ日和です。
こども館では、おなじ4歳の女の子とお友達になり、一緒に遊んだそうです。
ママは帰りに戸塚の東急ストアで餃子の食材を買ってきました。
今日は、手作り餃子をすることになっているのです。
Mikoが「4人で作ろうよ。」と呼びかけます。
そう言って、ジイジも餃子作りに誘ってくれるのです。
Miko、ママ、よっちゃん、ジイジの4人です。
ちいちゃんは、会社の人と熱海に旅行に行っているので、餃子作りに参加できません。
餃子作りの前に、手をきれいに洗います。
Mikoが、手の洗い方を教えてくれました。
「石鹸をつけて。もっと、泡が出るくらいに。」
「こうして。」(④)
「ここを、ゴシゴシ。」(⑤)
「そうしたら、指と指を合わせて、こうするの。」(⑥)
「チョキの形にして。こう。そうそう。」
「指をこうやって(すぼめて)、ここを(手のひら)をゴシゴシ。」(⑧)
「指を握って、こうするの。」(⑦)
「最後に、ここ(手首)を洗います。」(⑨)
下のネットに出ていたイラストの手順と同じように、丁寧に教えてくれました。
教え方がとても上手です。
手も綺麗になったところで、餃子作りの開始です。
餃子の皮にタネをのせ、指に水をつけて、皮のふちをなでるようにして、水をつけていきます。
「ジイジ、光っていないところは、水がついていないからね。」と、コツを教えてくれました。
ホットプレートに油をひき、餃子を載せて焼いていきます。
餃子の皮に少し焦げ目がついたのを確認したら、少々の水を足して蓋をして、じっくり蒸らします。
Mikoが作った四角い餃子も、おいしそうに焼きあがりました。
焼き加減もバッチリ、お味もバッチリ。
しんちゃんとヒイジイジにもおすそ分けすることにしました。
ちいちゃんの分は、残せませんでした。
今日は寝る前に、体操教室の先生にお手紙を描きました。
2通描いたそうです。
もう2通は、明日です。
2024/3/31(日)
ジイジの仕事は、顧客のパソコンにリモート接続して、遠隔操作でサポートすることです。
コロナの流行があってからは在宅で勤務しています。
しかし、サーバーシステム変更の問題により、サーバーにログインできない状況になってしまいました。
今日は、仕事ができないため、急遽、早退することになりました。
勤務がなくなったので、Mikoの体操教室へ行くことにしました。
ジイジにとっては、千載一遇のチャンスをもらった!という思いです。
Miko、ママ、よっちゃん達は、一足先に出かけ、いつものようにモディの食堂街でお昼を食べてから、体操教室に参加する予定です。
ジイジは、体操教室の始まる14時15分までに、現地へ行き、そこで皆と落ち合う予定にしました。
Miko達が出かけてしばらくすると、スマホに着信がありました。
ママからです。
「今日の体操教室は、お休みになっちゃった。
予定表では、体操教室があることになっているけど、教室内の電気が消され、臨時の休みになったみたい。」
残念ですが、仕方ありません。
通常通りに勤務していれば、体操教室には行けなかったのですから。
むしろ、Mikoが描いた手紙を体操の先生に渡せなかった方が、残念です。
明日は、コアラ組の初日です。
明日は、ママの出勤が早いこともあり、万全を期すために、いつもより早く眠るそうです。
Mikoとママが、いつもより、少し早めに2階へ上がって行きました。
ところで、最近、階段の昇り降りを一人でできるようになりました。
大人がいつでも支えることができるように見守っていますが、昇るときはトントンとリズミカルに、降りる時はゆっくり慎重に、昇り降りします。
明日から、1学年上のクラスになります。
次の1年で、どれだけ成長をするのか、楽しみです。