my dear granddaughter , Miko’s Diary
2024/4/1(月)
新しい学年がスタートしました。
今日からパンダ組です。
なかにし先生にかわって新しい先生が入りました。
そのほかの先生は持ち上がりです。
クラスの子供たちは、全員持ち上がりだと思います。
保育園に通い始めてから4年目になりました。
Mikoが1歳のときに通い始め、リス組(1歳)、コアラ組(2歳)、ウサギ組(3歳)、そしてパンダ組(4歳)。
体格、運動機能、知能、言葉、精神・・・随分と成長しました。
7月24日で5歳になります。
5歳児には次のような特徴があるそうです。
≪運動面≫
運動量・体力が向上し、大人と一緒に問題なく行動ができるようになる。
≪手先の発達≫
繊細な動きができるようになり、文字に関心が出てくることから文字を書くことができるようになる。
≪言葉の発達≫
言葉の能力が発達し、コミュニケーションがとれるようになる。
大人の言いつけに対して反抗したり口答えをする。
≪社会性の発達≫
大人と変わりないような、社会性を身に着け人格が確立してくる。
この時期は、1歳半頃から3歳くらいまで続く「イヤイヤ期」(第一次反抗期)と、中高生にある「第二次反抗期」との間にある「中間反抗期」とも言われているそうです。
一歩大人に近づく大切な時期なのですね。
5歳になると一緒に遊べることが増えそうで楽しみです。
Mikoに水泳を教えてあげたいし、自転車も教えてあげたい。
今からワクワクしています。
2024/4/2(火)
今朝は「妖怪大百科」という本を読んでほしいと言われました。
初めて見る本です。
最近買ってもらったようです。
炎につつまれている車輪の妖怪<輪入力(わにゅうどう)>、山のように巨大な体の温厚な妖怪<だいだらぼっち>、水の中に住んでいる頭にお皿のある妖怪<河童>、八つの頭の大蛇<ヤマタノオロチ>などたくさんの妖怪が載っています。
ママ か よっちゃん に読んでもらっていたようで、知っている妖怪もいました。
<だいだらぼっち>のページを開くと、
「やさしい妖怪なんだよ。」と読む前に教えてくれました。
<河童>のページを開くと
「河童は力が強いんだよ。でもね、やっつけることができるんだよ。」
と読む前に教えてくれました。
Mikoが言うように
「頭のてっぺんにある皿に水を入れているが、こぼれたり、皿が割れたりすると力がなくなってしまう。」
と書いています。
「ほんとうだ。力がなくなってしまうんだね。」
さらに読み進めると、
「すもうが大好きで人間にすもうをいどんでくる。すもうをする前におじぎをすると「河童」もつられておじぎをして、皿の水がこぼれて力が抜けるので、かんたんに勝つことができる。」
と書いてありました。
<ヤマタノオロチ>のページを開きました。
ヤマタノオロチは、「古事記」や「日本書紀」に登場する、8つの頭と8本の尾を持った巨大な伝説の怪物です。
妖怪ではありません。
8人姉妹のうち姉7人はいけにえとなってヤマタノオロチに食べられてしまいます。
残った末娘がいけにえになるところを、スサノオノミコトが、酒でヤマタノオロチを酔わせてから、剣を使って退治するという話です。
Mikoは、このお話を聞くのは初めてだったようです。
娘を食べるという内容は、Mikoには少し衝撃的だったかもしれません。
ジイジが子供の頃「わんぱく王子の大蛇退治」とうアニメ映画がありました。
日本神話の天岩戸(あまのいわと)やスサノオノミコトのヤマタノオロチ退治を題材とした東映のファンタジー映画です。
夏休みになると、決まってテレビ放映されていました。
<ヤマタノオロチ>を読んでいるとき、ジイジが子供の頃に観た「わんぱく王子の大蛇退治」の映像が蘇ってきました。
2024/4/3(水)
「Miko が ジイジ と はまぎんこども宇宙科学館 へ行きたい、とリクエストしている。」と、昨日ママから聞きました。
「保育園をお休みさせても大丈夫?」と聞くと、
「月曜日、火曜日と2日も続けて行ってるから(休ませても)大丈夫。」とのこと。
エッ、それでいいの?という返答でしたが、ママが良いと言うのであれば、ジイジとしてはウェルカムです。
Miko、よっちゃん、ジイジの3人で はまぎんこども宇宙科学館 へ行ってきました。
生憎(あいにく)の雨模様です。
でも、平日だし、雨で人出も少ないだろうから恵みの雨だと思って出かけました。
ところが・・
到着すると、入り口は長蛇の列です。(11時過ぎ到着)
「最後尾」と書かれたプラカードを持っているスタッフが立っています。
カラーコーンでジグザグ型に折れ曲がった整列用通路が設けられています。
春休み期間中を甘く見ていました。
しかも、はまぎんこども宇宙科学館 は室内施設なので、雨の日は却って混雑するのでした。
受付に辿り着くまでに10分くらいかかりました。
まず、宇宙基地をイメージした施設がある「宇宙トレーニング室」からスタート。
立体迷路のような空間になっています。
Miko達が遊んでいる間、ジイジは荷物番です。
人の間を縫うようにしなければ歩けないほどの大勢の子供達と親達。
Miko と よっちゃん を見失わないように目で動きを追いかけます。
時折、Miko が立体迷路にある窓から手を振ってくれます。
手を振り返します。
Mikoに応えることができました。
これが結構大変なのでした。
休憩コーナー(B1)で食事をしました。
前回(昨年9月)は、広い休憩コーナーに私達ともうひと家族しかいませんでした。
今回は、ほぼ満席です。
お弁当は、よっちゃんが早起きして作ってくれた、おにぎり、ブロッコリー、ナゲットです。
にぎやかな中で食べるお弁当も、結構いいものでした。
案外、食が進みます。
春休みのイベントは「オリジナルスライム作り」と「スライムプール」。
「オリジナルスライム作り」では、ジップロックに何やら透明な液体を入れてもらい、続いてかき氷のシロップのような液体を入れてもらいました。
シロップのような液体は、赤、青、黄、緑の4種類あります。
スタッフのお姉さんに「何色にしますか?」と聞かれ
「ムラサキ」と答えます。
ジイジが「ムラサキは無いみたいだよ。」と言うと
「いいえ、色をお作りすることもできます。」とのこと。
青と赤(だったと思います)のシロップ(のような液体)を入れてくれました。
ジップロックをモミモミすると、だんだん、紫色のスライムになっていきました。
「スライムプール」は、水槽に青いスライムが入っていて、その中にオレンジや緑の金魚がいます。
金魚すくいの要領で、スプーンですくって、お持ち帰りできます。
13時35分からはプラネタリウムです。
真ん中、上段の席をゲットすることができました。
上映は「はなかっぱ 花さけ!パッカ~ん 宇宙旅行」。
「おまつりの夜、ちょっとあやしいくじ引き屋台で宇宙旅行を当てた、はなかっぱ。すぐに宇宙船に乗り込み、宇宙へ出発! 実はその宇宙船は、ナハナハ星からきた宇宙人、アポとソルのものでした!」
はなかっぱが、花の咲かないナハナハ星に花を咲かせるというお話です。
プラネタリウムを観たらアイスを食べることにしていました。
B1の休憩コーナーに降りてアイスの販売機を見ると、すべて「売切れ」マークです。
「そうか。これだけ人がいてはしょうがないよね。」
グミのお菓子で我慢しました。
B2の「遊び広場」に行きました。
ロボットのすべり台があります。
アイボもいます。
アイボは、網越しに触ることになっています。
子供4人が横一列に並ぶと、他の子は待機していなければなりません。
端が一人分空いたのでMikoがそこに入ってアイボをなでようとしますが、指先がかろうじて届く程度です。
隣の男の子に押し出されそうになりますが、それでも腕を伸ばしてアイボをなで続けます。
しばらくしてその男の子がアイボから離れると、真ん中に移ることができました。
やっと、思う存分アイボをなでることができました。
大勢子供がいると、順番を待ったり、譲ったり、譲られたりしなければなりません。
Mikoは、気おくれすることなく、さりとて独占することなく、譲ったり、譲られたりしながら、上手に遊ぶことができました。
16時近くまで遊び、電車とバスで帰宅しました。
戸塚でバスターミナルへ向かう途中、マクドナルドの前を通りかかると、ハッピーセットが食べたいと言い出しました。
予定より遅い時間になっていたので、バスが行ってしまうから今日は買えないよ、と言い聞かせて素通りしました。
たくさん遊んだので疲れたのでしょう、バスに乗るとすぐに寝てしまいました。
家に着くと目を覚まし、開口一番「ハッピーセットが食べたい。」といいます。
ジイジ達は、ハッピーセットのことはもう忘れていると思っていたのですが。
寝ている間、ハッピーセットを食べている夢でも見ていたのかもしれませんね。
よっちゃんが、雨の中、自転車でハッピーセットを買いに行ってくれました。
今日一日を良い思い出として締めくくれるようにと取った行動のようです。
ジイジは少しくたびれましたが、心地よい疲れです。
ママは幼稚園の新学年の準備のため、大忙しのようでした。
帰宅は、いつもよりだいぶ遅い18時30分ころでした。
2024/4/4(木)
保育園のお迎えに行ってきました。
パンダ組お迎えデビューです。
保育園の外でよっちゃんが隠れているので、Mikoが捜すことになっています。
単なるお迎えではなく、かくれんぼをしながら帰るという趣向です。
その後、クリエイトに寄って「ねるねるねる」というお菓子を買う予定です。
クリエイトまでは距離があるため、三輪車を持ってお迎えに行きました。
(Mikoを三輪車に乗せて移動するため)
パンダ組へ行くと新任のわたなべ先生が対応してくれました。
優しそうなベテラン先生という感じの先生です。
帰りの打刻はタブレットにQRコードをかざす方式に変わっていました。
「Miko、それじゃ帰ろうか。」
「あのね、ジイジ、そーと歩くんだよ。よっちゃんが隠れているから。」
「そーなの。じゃ、いっしょにさがそうか。」
Mikoは、そーと歩きながら、扉の裏や植木の裏を覗き込みます。
「Miko。保育園に入ったのはジイジだけだから、きっと、保育園の外にいるよ。」
保育園の向かいにある公園に見慣れた三輪車があるのに気付きました。
三輪車の隣に大きなイチョウの木があります。
イチョウの裏をそーと覗き込み、
「よっちゃん。見ーつけた。」
お迎えに行った時から、Mikoはかくれんぼモードでした。
この趣向は大成功でした。
クリエイトへ行く途中に赤い鳥居がありました。
「Miko。見てごらん、あの赤いの。あれはトリイといって、神様が住んでいる所だよ。」
石でできた小さな家があります。
「神様の家だな。ジイジは、小人の神様が住んでいると思うな。」
こんなに小さくても神社というのでしょうか。
気が付かないだけで、神社は身近に数多くあります。
ジイジは、ここに鳥居があることに初めて気が付きました。
鳥居に気付いた途端、普段見慣れている風景が違った風景に見えてくるから不思議です。
クリエイトで買い物を済ませての帰り道のことです。
遠くに赤い物が見えます。
「あそこにも。神様がいる。」とMikoがいいます。
さっきの鳥居と同じ赤です。
近づくと赤く塗られたベンチでした。
鳥居ではありませんでした。
でも、こんなに早く、赤い建造物を見て神様を連想してくれるとは、思ってもいませんでした。
鳥居を知ったことで、Mikoも色々な風景が見えるようになればいいな、と思いました。
2024/4/5(金)
今日はママのお迎えで18時頃の帰宅になりました。
早く仕事を切り上げてお迎えに行きたかったのでしょうが、今は忙しい時期のため、儘(まま)ならなかったようです。
遅い夕飯になりました。
2階へ上がる時間が遅くなると、遊ぶ時間が少なくなってしまいます。
いつもと同じ時間に2階へ上がるには、時間短縮の工夫が必要です。
採った工夫は、次の行動へ移るまでの間の時間を短縮することでした。
一つのことが終わると、ほっと一息ついてしまって、次の行動に移るまでに時間がかかってしまうものです。
これが積み重なると結構な時間になります。
夕飯を食べてからお風呂に入るまでの間。
お風呂をあがってから服を着るまでの間。
着替えてから歯みがきをするまで間。
この「間」を短縮するのは、Mikoの全面協力がなければできません。
そして、Mikoは良く協力してくれました。
いつもと同じ時刻(19時30分)に2階へ上がることができました。
満足するまで遊んで眠りにつくことができました。
頑張りました。
2024/4/6(土)
ママは午前中ヘアカットに行きました。
Mikoとちいいちゃん、よっちゃんの3人は、ララポートへ行きました。
「TOYLO(トイロ) PARK(パーク)」の屋内巨大砂場で遊んできました。
Mikoは、ママのヘアスタイルが変わったことに気が付いただろうか。
2階へ上がるときにMikoに聞いてみました。
「Miko、ママ、どこか変わったところがあるけれど、わかるかな?」
聞くまでもないことでした。
ママのさらさらヘアをなでてたそうです。
「Mikoちゃんの髪さらさら?さらさらしなくなったら、ママと同じ美容院へ行くんだ。」
と言いながら、2階へ上がって行きました。
そういえばMikoも美容院へ行ったことがあったな。
去年の今頃だったと記憶しています。
ずっと伸ばし続けていた髪をカットしました。
ママと同じ美容院へ行けるんだと、嬉々として行ったことを思い出しました。
カットしてもらっている鏡に映る姿を、じっと見ていたそうです。
子供のころから床屋嫌いのジイジには、やっぱり女の子なんだな、と言うしかありません。
2024/4/7(日)
柏尾川プロムナードでは約360本の桜が満開を迎えました。
平年より遅い満開です。
Miko、ママ、ちいちゃんは、お花見に出かけました。
大変な混雑状況だったそうです。
22店舗の屋台が出店しています。
規模は小さいですが、戸塚八坂神社の夏祭りを彷彿とさせます。
わたあめ、焼きそば、リンゴジュースを買いました。
お花見の後、モディの不二家で昼食を済ませて、体操教室に参加しました。
Mikoが描いたお手紙を先生に渡しました。
すると、思いがけないことをヒュウガ先生がMikoに言いました。
「レイ先生が辞めるかもしれないんだ。Mikoちゃん、レイ先生に辞めないでね、って言って。」
突然言われても、Mikoとしては何と応えればよいか困りますよね。
大人でも、返答に窮すると思います。
「レイ センセイ ヤメナイデネ」と、一応、義務的に答えたそうです。
ママからこの話を聞いて、Mikoが仕方なく言っている光景が目に浮かび、笑ってしまいました。
夕飯を済ませた後、Mikoが腹筋体操を見せてくれました。
よっちゃんから「腹筋体操ができるようになったから しんちゃん に見せてあげようよ。」と持ち掛けられました。
しんちゃん が見ている前で腹筋体操をするのは 「恥ずかしー。恥ずかしーからやだー。」 と はにかんで、なかなか やろうとしません。
それでも、よっちゃんに促され、はにかみ ながらも 腹筋体操をしました。
すると、「すごい。すごい。」と しんちゃん が手を叩きました。
大歓声を浴びました。
「じゃ、もう1回やるね。」
「すごい。すごい。」とジイジも手を叩きました。
「見てて。もう1回やるから。」
最初の「恥ずかしー」は、どこかにすっ飛んでしまいました。
ちいちゃんに、「次で最後ね。」と言われるほどでした。