my dear granddaughter , Miko’s Diary
2025/5/26(月)
お風呂から上がり、体を拭いているときによっちゃんが、
「ジイジに何か言いたいことがあるんでしょ。」とMikoに耳打ちしていました。
Mikoが思い出したように、
「ジイジ、恐竜の骨のところに行きたい。」と言いました。
「行きたいね。6月に入るとママのお仕事が始まるから、その前がいいね。
どこか、恐竜が展示されている博物館ないかな?」
するとちいちゃんが
「小田原にある博物館に行ったことがあるじゃない。」と提案してくれました。
ジイジがかつて行きたいと念願していた博物館です。
みんなで博物館へ出かける時、何かの理由でジイジだけ行けなかったところです。
恐竜を見ることができる博物館をネットで調べてみましょう。
2025/5/27(火)
ネットで調べると小田原の入生田というところに「生命の星・地球博物館」があります。
「今度の土曜日に行ってみようよ。」とみんなに提案しました。
「Miko。恐竜の骨を見たいって言ってたでしょ。今度、お休みの日に皆で見に行こう。」
「明日はダメだよ。大事な日だから。Mikoちゃん、お当番なんだ。」
責任感の強いMikoは、しっかりお当番役を果たすんだ、と気持ちを引き締めているようでした。
それだけでなく、お当番役を任せられたことが、うれしいのかもしれません。
「明日、お当番頑張ってね。
恐竜の骨を見に行くのはお休みの日だから大丈夫だよ。」
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ママは就職した会社の本社へ行ってきました。
書類手続きや、仕事のやり方をマニュアルを使って説明があったそうです。
来月の2日は「横浜開港記念日」で小学校がお休みなので、6月3日からの勤務になりました。
2025/5/28(水)
お当番役、しっかり役割を果たしたようです。
来月からママのお仕事が始まるので、ママと一緒に保育園へ一緒に行ったり、一緒に保育園から帰ってくる機会は減ってしまうでしょう。
特に朝は7時頃から勤務が始まるので、Mikoが寝ているうちに出かけることになります。
お風呂から上がって夕飯をいただくとき「ママー。一緒に食べよー。」
歯を磨いて2階へ上がると「ママー。早く上に来て―。」
この2か月、ママと濃密な時間を過ごすことが出来ましたが、6月からリズムが変わるので、初めは少し戸惑うかもしれません。
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ジイジは体調がすぐれず(微熱)、ケアマネジャーとの面談から帰ってくると夕方まで横になっていました。
夕方になってボイスワープの設定をするためにヒイジイジの家に出かけましたが、帰ってくるとまた横になって休んでいました。
なので、Mikoとはあまり接することができませんでした。
2025/5/29(木)
Miko、ママ、よっちゃんの3人でズーラシアに行ってきました。
この日のために、早起きしてよっちゃんがお弁当を作ってくれました。
電車とバスを乗り継いで行ってきました。
昨日、ジイジの体調が悪かったので、ジイジがヒイジイジの家に行く足として、ママが使っているアシスト自転車を置いておいてくれました。
そのため、戸塚駅まで徒歩で行くことにしたそうです。
でも、それが災いしてしまったようです。
戸塚駅に行くまでにハプニングがありました。
Mikoとよっちゃんは、ママよりわずかに早く家を出て、戸塚駅に歩いて向かいました。
ママが家を出た時、すでに二人の姿は見えません。
Miko達が地下鉄経由で行くのか、それともJR戸塚駅に直接向かったのか、どちらへ向かったのか迷ったそうです。
ママは、きっと地下鉄方面へ向かったのだろうと思い、急いで後を追いかけました。
地下鉄の駅の手前まで行っても二人に追いつかないので、よっちゃんの携帯に電話しました。
すると、今、JR戸塚駅に直接向かっている、とのこと。
結局、ママは地下鉄で戸塚へ、よっちゃんたちはそのまま歩いて戸塚へ向かい、地下鉄の戸塚駅改札で落ち合うことが出来たそうです。
電車とバスを乗り継いでどこかへ行く時は、毎回、何かしらのハプニングがつきものなのですね。
ズーラシアでは、馬達に餌をあげたり、大好きなオカピに会ったり、遊具施設で遊んだりしたそうです。
今日は、少し曇り空で涼しい気候でしたが、外遊びはこのくらいの気候でちょうどよかったようです。
土日だと結構混雑するのですが、平日だったのでゆったりできたそうです。
ママがこんなことを言っていました。
韓国からズーラシアに観光に来ていた小学生の親子がいたそうです。
小学何年生かは分かりませんが、男の子がMikoの後ろに立って、片言の日本語で
「かわいい」と言ったそうです。
Mikoを見て、かわいい、と言ってくれました。
それを聞いてジイジは
「Mikoも国際的になったね。」と言いました。
夕飯に間に合うギリギリラインの4時30まで遊んだそうです。
2025/5/30(金)
昨日は、帰りが18時過ぎになったのでMikoだけ先にお風呂に入って、ママはMikoが寝た後にお風呂に入ることになりました。
ジイジが寝ていると2階からMikoの声が聞こえてきました。
「ママー。」
時計を見ると午前1時30分でした。
ママがいないことに気づいたMikoがママを呼んでいるようです。
階段の下まで行き、2階に向かって
「Miko-、ママは今お風呂に入っているから、上で一人で待っていられるかなー」と言うと
「寂しい―。一人だと怖い。」と言います。
「ジイジが上に上がろうか―」
「ママがいいー」
「じゃー、ママに聞いてくるから待っててねー」
階段の上と下で、やり取りをしました。
ママに聞くと、「もうお風呂から上がるからジイジは上に上がらないてもいいよ。」とのこと。
「Mikoー、ママ、お風呂あがったからもうすぐ上に行くからねー」
「わかったー」
翌日、ママに「Mikoが怖いって言ってたけど、大丈夫だった?」と聞いてみました。
「ジイジとお話ししてたから、怖くなかったって言ってたよ。」と教えてくれました。
あの後、安眠できたようです。
2025/5/31(土)
降りしきる雨の中、ちいちゃんの運転で小田原の入生田にある「生命の星・地球博物館」へ行ってきました。
結構強い雨模様でしたが、駐車場が満車になるほどの人出でした。
巨大な恐竜やマンモスの骨格、アンモナイトなどの化石、いん石や岩石などの様々な鉱物、動物、鳥類、爬虫類、両生類のはく製、昆虫の標本、樹木や葉の展示、キノコ類・・・。
実に多様な展示なのですが、工夫を凝(こ)らした見せ方をしているので、飽きることがありません。
例えば、「昆虫を捜せ!」では、葉っぱに擬態(ぎたい)した昆虫を探しました。
「10匹」隠れているのですが、誰が早く見つけられるか、競争です。
昆虫に普段接しているせいか、Mikoは結構、巧妙に隠れている昆虫を探し当てました。
「カエルの声当て問題!」
カジカガエル、二ホンアマガエル、ヤマアカガエル、シュレーゲルアオガエル、ダルマガエルなどの鳴き声を聞いて、当てるクイズです。
Mikoは、全問正解するまで何度も何度もチャレンジしました。
とうとう全問正解できるようになりました。
連続して5回も全問正解しました。
これって、結構難しく、ほとんどのチャレンジャーが全問正解までいきませんでした。
牙をむいて、鋭い目で睨みつけるニホンオオカミ。
手で触れるくらいの距離に迫るニホンオオカミは大迫力でした。
明治時代にすでに絶滅したのですが、実にリアルに再現されています。
ここは、大人も十分楽しめます。
動物好きのジイジは、ひそかに「今度、一人でじっくり見にこよう。」と思いました。
博物館の売店コーナーでは、ジイジからMikoへのプレゼントとして「爬虫類、両生類の図鑑」を買ってあげました。

博物館を出た後、予定していた「ゆかい爽快たや」温泉に寄りました。
温泉へ行くことはジイジの希望です。
ちょっと、体調が悪かったので、温泉につかってゆっくり体をほぐしたかったのです。
それと、6月から新しい職場で働くママへのプレゼントの気持ちもありました。
温泉につかって十分に体をほぐすことができました。
そうはいっても、ジイジは元来、長湯はしないので30分ほどで上がりましたが、Miko、ママ、よっちゃんは1時間半ほど入っていました。
温泉から上がり、食事をしました。
Mikoは、よっちゃんから分けてもらった冷やしうどんをモリモリと食べていました。
食後のデザートに、Mikoの顔くらいありそうな大きな綿あめを食べました。
「ジイジ、足湯があるんだよ。帰る前に足湯に入ろう。」とMikoに誘われました。
「ジイジ、水の色が真っ黒いでしょ。すべすべするね。」
<とるまりん>という成分が入っているそうです。
今日は、ジイジにとっても良い日でした。
かねてから行きたかった「生命の星・地球博物館」に行けましたし、温泉で体をほぐすことがでしました。

2025/6/1(日)
午前中は、折り紙で一生懸命に何かを作っていました。
仕事の小休憩の時、水分補給をするためにキッチンへ行くと、Mikoが「ジイジに渡したいものがある。」と言います。
ところが、
「あれっ、さっきまであったのに、ない。」
隣の和室に行って、冬服の片づけをしているちいちゃんの傍(そば)を捜しますがありません。
テーブルに戻って、テーブルの上に広げたたくさんの折り紙をどけると、中から ひし形 に折ってかわいい人形のシールを貼った 折り紙 が出てきました。
「あった。はい、これジイジの。」
家族全員の分を作っているのだそうです。
ジイジの分は、大事にジイジの部屋に飾っておくことにしました。

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午後、ママとテラスモールにあるボーネルンドへ行ってきました。
ボーネルンドでは、Mikoが羽織ることが出来るキッチンやお医者さんの衣装セットが置いてあったそうです。
新しい遊具のようです。
それを着て、料理を作ったり、お医者さんになって、より感情移入をして遊ぶことが出来たようです。