my dear granddaughter , Miko’s Diary
2025/7/21(月) 海の日
朝ママと一緒に2階から降りてきた時、Mikoの大きな声が聞こえてきました。
「よっちゃーん。大きな虫がいる。」
階段の1階部分の壁に黒くて大きな虫がとまっていました。

「カブトムシだ。」
このカブトムシは、昨日よっちゃんが野球をした公園で見つけました。
見つけた時は、既に死んでいたそうです。
Mikoを驚かせるため、Mikoが起きだす前に壁にくっつけていました。
Mikoはカブトムシを手に取りました。
「ジイジ、このカブトムシは死んでる?寝ているだけ?」
「どうかな?」
「ほら、お腹をさわってみて。動いてるでしょ。」
死んでいるとは言いづらく寝ていることにしました。
こうして生き物に触れて、命の尊さを学んでいくのですね。
ジイジが子供の頃も、虫達に命の尊さを教わりました。

2025/7/22(火) 大暑
ジイジが仕事をしていると、外からMikoの声が聞こえてきました。
時計を見ると16時半、保育園から帰ってくる時刻でした。
17時になって仕事の小休憩になったのでリビングへ行くとMikoがいません。
窓から外を見ると、よっちゃんと草むらの中を覗き込んでいます。
庭に出て「Mikoー。何してるのー。」と呼びかけました。
するとMikoが走り寄って来て「バッタを探しているの。トカゲさんの。」
そういうと、また、走って草むらの方へ走って行きました。
先日誕生したトカゲさんが食べることが出来る小さなサイズの虫を探しているのだそうです。
夕食の時にバッタを捕まえられたか聞くと「バッタはいなかったけど、カマキリを捕まえた」のだそうです。
2025/7/23(水)
明日はMikoの6歳の誕生日です。
しんちゃんに誕生日プレゼントをリクエストしていました。
「しんちゃん、ソランちゃん買ってくれる?」
「ソランちゃん?」
しんちゃんの怪訝(けげん)そうな顔を見ると、すかさず、リビングのソファに置いているお人形のレミンちゃんを取って来て
「このレミンちゃんのお姉ちゃん。」だと説明していました。
ソランちゃんはレミンちゃんのお姉さんなのだそうです。
姉妹なのでよく似ているそうです。
今度の日曜日にしんちゃんと一緒にソランちゃんを買いに行くことになりました。
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寝る前に「みっけ!」をやろうと誘われました。
「みっけ!」の絵本5冊を広げ
「ジイジ、どれがいい?どれをやる?ちゃんと中を見て決めてね。」
「みっけ!」という絵本は、絵と絵を説明している文章があります。
例えば「5わのうさぎがいます」という文章があれば、絵本の中から5わの うさぎ を探すというものです。
うさぎ を数えるときは1わ、2わと数えるのですが、このように文章は結構きちんした表現で書かれています。
文章はひらがなで書かれているのでMikoも読めますが、単語(名詞)が結構むずかしいものも出てきます。
「赤い火のついたトーチ」「あかいレンガのだんろ」など。
Mikoには難しい単語が出てきます。
分からない単語がでてくるとよっちゃんにスマホで検索してもらった画像を見てイメージします。
でも、単語の意味が分かっても絵本の中から探し出すのは容易ではありません。
巧妙に絵に紛れ込んでいるのです。
老眼、近視のジイジには、さらに容易ではありませんでした。
2025/7/24(木) Miko6歳の誕生日
朝、Mikoが2階から降りてくるときに「おはよう」の挨拶をしようと階段下で待っていると、ジイジが挨拶するよりも早く「Mikoちゃん、6歳になったんだ。」とMikoの方から挨拶をしてくれました。
夕方、家族全員で盛大にMikoの誕生パーティーをしました。
リビングに飾り付けをして雰囲気を盛り上げる演出をして、お風呂から上がるMikoを待ちます。
お風呂から上がって着替えたら、誕生パーティーの始まりです。

部屋を暗くしてケーキにろうそくに火を灯し、♪Happy Birthday to You♪を皆で歌いました。
気分が盛り上がり、Mikoは満面の笑みです。

続いてプレゼントの授与式です。
ジイジとちいちゃんからのプレゼントはお化粧セットです。
「開けてみていい?」
お化粧セットを見ると、さっそくそれで遊びたくなりましたが、授与式はまだまだ続きます。
「まだ、プレゼントがあるよ。遊ぶのは明日にしよう。」

続いて、よっちゃんからのプレゼントです。
エルサのドレス衣装と金髪のウィッグです。
早速ドレスを試着して、鏡の前で金髪のウィッグを被(かぶ)りました。
皆が見ているので恥ずかしくなってすぐにウィッグを外してしまいましたが、なかなかお似合いです。

いよいよママからのプレゼントです。
Mikoが欲しかったシルバニアセットです。
そして、ママお手製の絵本です。
Mikoが生まれてから6歳までのストーリーです。
ママは絵が上手です。
それから、ママお手製のMiko人形です。
ママは物づくりが大好きです。
今日は、仕事が休みだったので、Mikoが保育園に行っている間に黙々と絵本を描いていました。
ママからの手作りの心のこもったプレゼントです。


最後に、しんちゃんからのプレゼントですが、これは今度の日曜日にしんちゃんと一緒におもちゃ屋さんに行ってソランちゃんを買うことになっています。
素敵な誕生パーティーでした。
皆から祝福されて満面の笑みで反応してくれるMikoを見て、プレゼントを渡した私たちも幸せな気分になりました。
Miko。健康で、すくすく、おおらかに育ってくれてありがとう。
2025/7/25(金)
お化粧セットがお気に入りのようです。
朝からお化粧セットを広げて、お化粧セットについている鏡に向かって無心にお化粧をしていました。
時々、ドレッサーの大きな鏡でお化粧の出来栄えを確認し、また、お化粧セットに戻ってお化粧を続けていました。

ママは、小学校が夏休みに入ったので、今日と来週の月曜日はお休みです。
その後、7月中は東京の田町にある保育園の給食応援に行くそうです。
2025/7/26(土)
お昼に体操教室に行き、夕方から地域の盆踊りに行きました。
2,3日前から咳が出ているので、百日咳が流行っていることもあり病院へ連れて行こうと連絡をしましたが、休診日でした。
予定を変更して体操教室に行くことになりました。
Mikoは「咳が出ているから、みんなにうつしちゃいけないから。」と体操教室へ行きたくないようでした。
そこを「ジイジはチャレンジコースの見学に行ったことないから行こうよ。」と誘うと、わりとすんなり行く気になってくれました。
チャレンジコースは、個別指導の色合いが濃く、子供たちのレベルに合わせた内容になっています。
Mikoはチャレンジコースの中では一番小柄で、習う体操は一番低い難易度のようです。
Mikoのレベルにあわせて床体操、鉄棒、平均台、エアートランポリンを、あまりプレッシャーを与えず、自信をもたせるように指導してくれます。
それでも、他の子供が自分より難易度の高い体操をしているのをジッと見ていると、それだけでドキドキして緊張してくる様子が伺えました。
床体操の後転や鉄棒の逆上がりはちょっと苦手のようです。
それが、エアートランポリンになると、それまでの緊張していたMikoとはうって変わって、生き生きと体を動かしていました。
飛んだり、跳ねたり、走ったりするのが得意のようです。
これから楽しく体操教室に通うためには、後転ができるように家でも練習をして、今までできなかったことができるようになるという経験をさせてあげることが大切な時期になってきたようです。

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体操教室の後、不二家で食事をしました。
パンを食べているときに舌を噛んで血が出てしまいました。
氷水の中に舌を入れて、しばらく痛みが治まるのを待っていました。
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6時過ぎ、Miko、ママ、ジイジの3人で地域の盆踊りに行きました。
会場の小学校へ着くとしんちゃんがビールを飲んでいました。
テントの中ではよっちゃんが焼き鳥を焼いていました。
よっちゃんとしんちゃんは、盆踊りの設営、運営のために朝からずっと会場にいました。
焼きそばは開始早々に完売してしまったそうです。
ですので、焼き鳥の前は買い求める人たちで長蛇の列ができていました。
かろうじてかき氷を買い求めることができました。
うれしいことにリナちゃん家族とハルカちゃん家族も盆踊りに来ていました。
ボールすくいをやったり、肋木(ろくぼく)を登ったり、盆踊りが閉会するまで一緒に遊んでいました。
夜空に星が瞬(またた)きだすと、盆踊りの歌や太鼓の音が響く中、明かりに照らされたテントや櫓(やぐら)がくっきりと浮かび上がってきます。
校庭の裏門へ行くと、眼下に街の灯が広がっています。
別世界に入り込んだような、不思議な気分です。
Mikoは、この場所が気に入ったようでした。
最後に列に並んで おみくじ をすると、ちょうど20時、お開きの時間になりました。
おそらく、Mikoが盆踊りに行ったのは今回が初めてではないでしょうか。
「日本の夏」を体験することができました。

2025/7/27(日)
しんちゃんとよっちゃんが盆踊りの設営の後片づけから11時頃に帰宅しました。
今日は、しんちゃんに誕生日プレゼントとして「ソランちゃん」を買ってもらう約束になっています。
設営から帰って来て2階で休んでいるしんちゃんに、階段下から
「しんちゃーん。出かけるよー。」と催促していました。
これで家族全員から誕生日プレゼントを受け取ることができました。
レミンちゃんはお着替えをさせたり、お風呂に入れたりして遊んでいますが、きっとソランちゃんもお風呂に入れて髪を洗ってあげるのかな。
ソランちゃんの顔をしげしげと見ていると、ソランちゃんがMikoに似ていることに気が付きました。
