10時30分に父の家に食事を届けに行くと、外出して留守でした。
メモに行先が書いていなかったので、昼過ぎに連絡をいれてみようと思っていました。
12時37分に私の携帯にまあちゃんから着信がありました。
緊急連絡でした。
まあちゃんの家におじいちゃんが手紙を届けに来たそうです。
少し休んでいってというのも聞かず、手紙を渡すと帰り始めました。
一人では心もとないので、ユイ君がバス停まで付き添って送ってくれました。
そして、バス停の近くに来た時、座り込んで動けなくなってしまったそうです。
幸い、すぐ前が林内科クリニックだったので、そこで点滴治療を受けていること、
場合によっては救急車で他の病院へ搬送されるかもしれないとのことでした。
まあちゃんは仕事を早退して林内科クリニックに向かうとのことでした。
私もタクシーを手配し、急いで林内科クリニックに向かいました。
タクシーの中からクリニックに連絡を入れると、一時上の血圧が50台まで下がったのですが、今は120までに回復し、会話をすることができるようなっているとのことでした。
ただ、酸素ボンベなどの施設がないため国際親善病院へ救急車で搬送するという説明でした。
急遽、目的地を国際親善病院へ変更しました。
私が到着してまもなくまあちゃんも到着しました。
その10分後、おじいちゃんが救急車で搬送されてきました。
ユイ君も同乗してくれました。
血液検査、脳のCT検査、血圧、酸素濃度、心電図などの検査が行われました。
先生の診断では、熱中症の可能性があるとのことでした。
脳は年相応の萎縮が見られるものの脳内出血などは起こしてはいないとのことでした。
血圧、酸素濃度、心電図にも異常はみられないとのことでした。
ただ、貧血気味で血液を作る働きが弱くなっているとの指摘を受けました。
先生からこのように言われました。
「朝、コップ1杯しか飲んでいなかったそうですので、熱中症と思われます。
脱水症状については、点滴をしていますから回復してきています。
今回は、曾孫(ひまご)さんが付き添っていたことや、すぐに林内科クリニックの涼しい場所で点滴などの適切な処置ができたからよかったです。
これが、誰もいないところで意識を失ったら大変なことになっていたかもしれません。
昨日、おばあちゃんが誰もいないところで倒れ、その後しばらくしてから発見されて、ここに運ばれてきたのですがお亡くなりになりました。」
ユイ君が付き添っていてくれたことが、本当に幸いでした。
もし、ユイ君が傍(そば)にいなかったらと思うとゾッとします。

おじいちゃんは、きっと今回のことでもめげることはないでしょう。
一人では行かないように言ってはいても、また、手紙を届けに行く心配があります。
手紙については転送してもらって、おじいちゃんの家に届かないようにしてもらうことになりました。
もうそろそろバスに乗って一人で外出することは限界になるだろうと思っています。
その限界までおじいちゃんの行動を抑制するのはしないでおくつもりです。
ケガをする前のギリギリで行動抑制する見極めをしようと思っていますが、もうそろそろかもしれません。
庭を整備して小さな畑にして、外出するかわりに、野菜作りを楽しんでもらおうかなどと考えていますが、庭は不用品であふれています。
駐車場の片付けもあるので、同時並行作業をして、庭で畑づくりができるようにしてあげましょう。
今年は無理でも、来年から畑づくりできるようにしてあげたいですね。
そしてそれまでバスに乗って一人で外出できる状態を維持してくれることを願っています。