5月8日から11日の4日間を父の畑の片づけに当てていました。
途中9日が雨だったので片付けできませんでしたが、3日間片づけをしました。
植わっているネギ、ダイコン、ニンジン、ナタネは、引き抜きました。
これらの作物や雑草は、畑に穴を掘って埋めます。
この作業をI2さんが「穴に埋め戻すのは、私がやりますから。」と言ってくれたので、お願いすることにしました。
埋め戻すと畑が柔らかくなるのだそうです。
ちなみに、父が耕していた場所をI2さんが引き継いでくれることになりました。
廃棄する物は、鉄製の物(支柱など)、ガラス製の物(ガラス製支柱)、木材、石、コンパネ、粗大ごみ(イスなど)、ビニール袋、紐、網などに分類しました。
ビニール袋、紐、網を入れた70ℓゴミ袋が32袋になりました。
鉄製の支柱は優に200本以上ありそうです。
物置きの土台にしていたブロックや風で飛ばないように重しとして使っていた石やレンガは、併せて40個ほどあります。
物置きに使っていたコンパネは5枚ほどあります。
一部イチゴが植えられている区画があります。
イチゴの収穫真っ盛りのため、この一角の撤去はギリギリまで先延ばしにすることにしました。
2時間もあれば撤去できます。
それまで、収穫したイチゴを楽しみたいと思います。
片づけているとき、父と、ひと悶着ありました。
10日の金曜日、畑に行くと父がイチゴ畑に座り込んで雑草を取っていました。
気になって、居ても立ってもいられなかったのだと思います。
案外、片付いている状況を見て安心したようです。
しかし、しばらくすると、「誰がここを耕した。」と言い出しました。
そこは、父がもう畑をやらないことが決まっていたので、父が使っている畑の一角(3m×1mくらいの小さな一角)をSさんが耕している場所です。
一昨日、Sさんから「お借りして耕しています。よろしくお願いします。」と私に挨拶がありました。
「おじいちゃんが使わなくなったので、Sさんに使ってもらっているんだよ。」と説明しました。
「俺は聞いていない。」と少々ご立腹です。
「おじいちゃんが畑をしなくなったら、雑草が生えて荒れ放題になるし、夏野菜を植えるのは今からでないと間に合わないから、Sさんに使ってもらった方がいいんだよ。」と説明しました。
I2さんからも経緯を説明してくれて、どうにか納得してくれました。
I2さんが「おじいちゃんは、まだ、畑をやる気満々なんだね。」と、少し戸惑いながら私に言いました。
「いやいや、そうではなく、畑を止める潮時だということは、本人が一番よく分かっているんですよ。ただ、こうして畑に来ると、黙っていられなくなる性分なんです。」と話し、畑は止めることを伝えました。
ただ、畑を止めることに、ほんの少しの未練があるようです。
片づけで出てきた多量の支柱やごみを見て、つくづく、父は昭和一桁の物のない時代を生きてきた人なのだな、と思いました。
私から見たら「ゴミ」でも、父からすれば「財産」なのです。
96歳の父に、それを変えろと言うつもりは毛頭ありません。
溜まった「財産」は、私が片付ければよいだけです。
この3日間で、畑は更地になり、廃棄する物の分類ができました。
廃棄する物は、これから次のように処分します。
- 鉄材は鉄スクラップ業者に買い取ってもらう
- ゴミ袋は我が家に持ち帰って、少しづつ一般ゴミにだす
- その他木材なども細かくして、一般ゴミにだす
- 一般ゴミに出せないものは、粗大ごみにだす
軽トラックをレンタルして、まずは、鉄スクラップに出すのと、それ以外のものを我が家に運ぶ予定です。
そこまでいけば、とりあえず、畑の撤去は完了です。
一日中、片付け作業で体を使ったので、筋肉痛です。
でも、外で体を動かすのは、気持ちよく、心地よい疲れが残りました。