血糖値管理を楽しく プログラム(1)

VB

私は2型糖尿病を患っていて、ほぼ毎日血糖値を測定しています。
40代に入ってから血糖値が高目で、50代のとき産業医から糖尿病と宣告されました。
インスリンや薬を使用しないで、カロリー制限や運動で悪化するのをなんとか抑えていました。
60歳で転職したとき、環境が変わったこともあって運動から遠ざかり、食生活も乱れたことにより、転職2年後の健康診断で空腹時血糖値が279mg/㎗、HBA1Cが11.4%に一気に悪化してしまいました。
医師から即刻入院を勧められましたが、頼みこんでインスリンと薬(メトホルミン)とカロリー制限で対処することになりました。その後インスリンは2カ月で中止し、薬だけに切り替わりました。
宣告されて半年後、思うところがあって糖質制限を開始し、現在もそれを継続しています。
それからは、薬を服用しなくてもHBA1Cが6.2くらいに落ち着いています。

しかし、糖尿病は完治しません。
前回一気に悪化したときは幸いにも合併症はありませんでしたが、それでも立ちくらみ、こむら返りなど明らかに糖尿病による症状がありました。
気を抜くとまた一気に悪化し、合併症へ進むかもわかりません。

現在はインスリン投与も服薬もしていませんが、血糖値を測定してデータを蓄積して、統計的に自分の血糖値の傾向が分かるようにしています。
そのためのツールとしてExcelに測定値を入力して、平均値、中央値、偏差値、最大値、最小値を出して、それをグラフにしたりして、傾向を把握しています。
そうすることで、現実を視覚化できるので、結果が思わしくない時、原因を考えたり、対策を考えたりする機会になります。

蓄積されたデータ量も多くなり、Excelで管理するのは煩わしくなってきました。
Excelで管理し始めたころは、データもある程度たまり、統計っぽくなってきて、「よしよし」と思っていたものでした。
でも、Excelで統計資料を作るのって結構いろいろな操作をしなければなりません。

そこで、最初に取り掛かるアプリの題材は、「血糖値の管理」にすることにしました。
簡単にデータ入力ができ、見たい統計資料が自動的に作成されるような血糖値管理アプリです。
データの管理はデータベースを使い、開発言語はVB.Netにします。グラフなどの統計データはExcelで作成し、アプリとExcelを連携させたいと思います。
Microsoft 365 Personalを所有しているので、データベースはAccessにします。ゆくゆくはMySQLに切り替えてみようと思います。
パソコン単体で動作するアプリです。

血糖値管理などという、ちょっと気の滅入りそうなことは、それを楽しんでやれるようになることが継続できるポイントだと思っています。
血糖値管理アプリが、便利で楽しんで使えるアプリになったらいいな。

次回、血糖値アプリの開発に必要なものを紹介していきましょう。



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