ソリューションエクスプローラーでContosoUniversity.csprojファイルを見つけることができませんでした。
ContosoUniversity.csprojファイルは、ASP.NET Web アプリケーションのプロジェクトファイルで、プロジェクトの設定、参照、ビルド オプションの情報が設定されています。
チュートリアルには、ビルド時のコンパイルで警告メッセージをでないようにするため、このファイル情報を変更するようにとの記載があります。
以下がその記載箇所です。(青字部分)
アプリをビルドします。 コンパイラにより、null 値の処理方法に関するいくつかの警告が生成されます。 詳細については、この GitHub イシュー、null 許容参照型、および「チュートリアル: null 許容参照型と null 非許容参照型を使用して設計意図をもっと明確に示す」を参照してください。
null 許容参照型から警告を除去するには、ContosoUniversity.csproj ファイルから次の行を削除します。
<Nullable>enable</Nullable>
そこで、ソリューションエクスプローラーでこのファイルを探しましたが、見つかりませんでした。
チュートリアルにはファイルの開き方に関する記載がありません。
こうなると、ここまでの操作に問題があったのかもしれない、と迷い始めます。
いわゆる疑心暗鬼という状態ですね。
とりあえず、今まで自分がしてきたことは正しかったんだと言い聞かせました。
チュートリアルにファイルの開き方に関する記載がないのなら、ソリューションエクスプローラー以外でファイルを検索し、開く方法を考えようと、気持ちを切り替えました。
そうだ!プロジェクトはフォルダとして作成されるのだから、Windowsのエクスプローラーで検索をしてみよう、と思い立ちました。
プロジェクトは次の階層に作られています。
C:\Users\〇〇〇\source\repos\ContosoUniversity\
エクスプローラーで検索すると
C:\Users\〇〇〇\source\repos\ContosoUniversity\ContosoUniversityフォルダの中にContosoUniversity.csproj ファイルがありました。
Visual Studio Codeでファイルを開き、下記コード(XML)の赤字で示す行を削除しました。
<Project Sdk=”Microsoft.NET.Sdk.Web”>
<PropertyGroup>
<TargetFramework>net6.0</TargetFramework>
<Nullable>enable</Nullable>
<ImplicitUsings>enable</ImplicitUsings>
</PropertyGroup>
<ItemGroup>
<PackageReference Include=”Swashbuckle.AspNetCore” Version=”6.2.3″ />
</ItemGroup>
</Project>
もしかしたら、本来はソリューションエクスプローラーに出てくるのもので、たまたま私の環境では表示されなかったのかもしれませんが、とりあえず、チュートリアルに書いてあることはできました。
確かに、ビルドを実行しても記載の通り「null 値の処理方法に関するいくつかの警告」はでなくなりました。
追記
このチュートリアルは8つの章に分かれています。
ブログに挙げている「壁」はそのうちの第一番目のチュートリアルで起こったことです。
この章では、もう一つ「壁」がありました。
それは、次回のブログに記載する予定です。
こんな調子なので、8つの章を終えるには、もうすこしかかりそうです。