電気ストーブで背中に低温やけどを負ったことは、すでにブログに掲載しました。
背中を低温やけどしたときは、スマホで写真に撮って、どれだけひどい状態であるか見せて、きつく「背中をストーブにあてない」ように注意しました。
それでもその後、1度、背中を電気ストーブにあてている現場を発見したことがありました。
案の定、治りかけていた患部が元の状態に戻ってしまっていました。
軟骨の出ているあたりが特にひどい状態でしたので、あらためてきつく注意しました。
低温やけどは痛みを伴わないことがあるので、大変こわいのです。
それからは、背中をストーブに向けることはなくなり、毎日、濡れタオルで患部を拭いて、プロペトを塗っている効果が表れ、だいぶ良い状態になってきました。
ところが、さらなる問題を今日、発見しました。
デイサービスへ行く準備をしているときに、ふと電気ストーブを見ると、電気ストーブの前面ガードのフレームの間に何やら挟まっています。
何だろうと思って手に取ると、それは小さく丸めたティッシュでした。
しかも、熱せられて茶色に変色していました。
コケ臭いにおいがします。
父は、鼻水をぬぐうとき丸めたティッシュや新聞紙の切れ端を使います。
それが濡れると乾かして、またそれを使うのです。
何度か注意しても、物のない時代に育った父は、行動を変えることができません。
それが、身に染み付いているのです。
そして、早く乾かそうとして電気ストーブの前面ガードのフレームの間に濡れたティッシュを挟んだのです。
多少のことなら、父の思い通りにさせてあげようと、ティッシュの事についてあまり口やかましく注意はしていませんでした。
しかし、今回の事は、一歩間違えれば、火事になりかねない行為です。
そうなれば、父の命にかかわるだけでなく、近隣に類焼という事態も免(まぬが)れません。
「もしティッシュに引火したら、今のおじいちゃんには、その火を消すことはできないんだよ。
消火しようと水を取りに行っている間に、どんどん火が広がっていくんだからね。
服に移りでもしたら、その服をすばやく脱ぐことができないから、焼死してしまうよ。
命を落として、家も焼けて、すべてが灰になるだけでなく、隣近所に燃え移ったら取り返しがつかないことになるんだよ。
電気ストーブは<火>と同じだと思って扱わないと。
<火>を甘く見てはいけないよ。」
と、きつく注意しました。
今の時期、とにかく<火>の扱いが心配です。
まだ、寒の戻りがあるので、電気ストーブがあれば便利なのですが、やむを得ません、撤去することにしました。
石油ファンヒーターがあるので、そちらを使ってもらうことにします。
灯油代がもったいないと言って、あまり使おうとしないのですが、致し方ありません。
ティッシュについては、洗って使えるタオルを何枚か用意して、それを使ってもらうようにしようと思っています。

追伸
今日のデイサービスは楽しかったようです。
梅が満開だったといっていました。
気温も4月並みでしたし、気持ちの良い気候でした。
そして、いつものように、ポケットいっぱいにティッシュを詰め込んで帰ってきました。
デイサービスにおいてあるティッシュをズボンのポケットに詰め込んで持ち帰ってくるのです。
やれやれ、と思いますが、黙認しています。
高齢者の一人暮らしは、心配ごとがたくさんあります。
転倒、知らない人の訪問や電話、今回の<火>などなど。
想像力をアップして、起こりそうなことは事前に対応していかないといけません。