電源タップが熱い!

父をデイサービスに送り出した後、猛暑の今、一日中冷風機をかけっぱなしにしているので、電源は大丈夫だろうかと思い、電源タップの差込口辺りを触ると熱を持っていました。
触れないほどの熱さではありませんが、それでも50度くらいあるような気がしました。
写真の赤丸の部分です。
一度電源コードを確認しようとタップから抜こうとしましたが、かなり力を入れないと抜けませんでした。
同じタップに給湯器の電源を差しているので、こちも抜こうとしましたが、こちらはどうやっても抜けません。
写真の黄〇の部分です。

配線と問題の箇所

仕方なく、給湯器の電源の差込口部分をラジオペンチでカットしてタップから取り外すと、タップのプラスチック部分に溶けた痕跡があります。
電極の部分は焦げて茶色くなっています。

プラスチック部分の溶けた後と電極の焦げた跡

恐らく、電源タップにこぼした飲み物などがかかり、電極や導線以外の所に電流が流れ、抵抗によって熱が生まれたせいだと思います。
熱によって溶けたプラスチックがその後冷えて電源プラグに癒着して、電源タップと電源コードが一体化してしまったものと思われます。

1対の電極の片側(下の写真の青で囲った部分)はタップ本体に残っていますが、もう一つの方(下の写真の赤で囲った部分)はプラスチックのコンセント部分と癒着しているため、タップ本体から外れてプラスチックの方へくっついていってしまっています。
電極の周りのプラスチックが熱で溶けた後、冷えて固まった際に赤で囲った部分が一体化していることが分かります。

電極の周りのプラスチックが溶けて電極と一体化

コンセントの差込部分を確認すると、癒着した方の電源プラグ(下の写真の赤で囲った部分)もしっかりとプラスチック部分と一体化しています。

これではコンセントを抜けません

この状態で使い続けると、発火する恐れがあります。
Panasonic製の電源タップ、「WHA25244WKP4個口2m」と「WHA25132WKP3個口1m」に交換しました。
電源タップは安価品を使うのは、発火することもあり、危険です。
安価品は使用できるワット数が低かったり、絶縁や耐久性に難があるなど、リスキーです。
安全面から日本製の信頼のおけるメーカーの製品に限ります。

交換した後10分ほど様子を見ましたが、熱はでていません。
これでひとまずは安心しました。
一日中、冷風機をかけっぱなしにしていても大丈夫です。

そういえば、以前、父が「電源コードが固くて抜けない。」と漏らしていたことがありました。
その時、熱は出ていなかったので、接触がたまたま固いだけだろうと判断してしまいました。

これを教訓として、これからは、電源コードが撚(よ)れていないか、コンセントの周りがホコリやゴミなどで汚れていないか、コードの上に重い物が乗っていないか、コードは正しく差し込まれているか、熱を帯びていないか、水などをこぼしていないか、など些細なことでもキャッチし、確認を怠らないようにしないといけません。

96歳の高齢の一人暮らしです。
私が、転ばぬ先の杖にならないと。

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