高校を卒業してからも交流が続いている佐〇、金〇という二人の友人がいます。
コロナが流行する直前の2019年までは、ほぼ年に1回、旅行へ行ったりして旧交を温めていました。
コロナ期間中は会うことを控えていましたが、昨年に五類になり規制も解けたため、佐〇が今回の同窓会を企画してくれました。
お互いこの年になると、体のどこかかに問題を抱えてくるようになります。
私は糖尿病ですし、金〇は腰と膝の痛み、佐〇は腰の痛みや最近腎臓結石になったとのこと。
お互いに無理のきかない体になってきました。
お互いの体調や住んでいる場所を配慮して、南柏駅のすぐ近くにあるホテルに1泊して、スーパー銭湯に入りながら、のんびりと語り明かそうという企画を佐〇が立ててくれたのです。
しかし、金〇は、腰と膝の痛みが激しく、南柏駅まで出てくるのもおぼつかない体調であるとのこと。
金〇から、牛久にあるレストランを予約するのでそこで会食をしよう、という申し出がありました。
予定を変更し、牛久で3人が揃って会食をした後、佐〇と私の2人はホテルに1泊することになりました。
こうして9月13日、5年振りに3人が揃い、旧交を温めたのでした。
不思議なもので、会ってお互いの顔を見るだけで、元気がでてきます。
相当体調が悪いと心配していた金〇は、左足をかばいながらの歩行ですが、目の輝き、声の張りは5年前と変わりませんでした。
同世代として一緒に体験してきた思い出を共有できることは、生きる上での力を与えてくれるのでしょうか。
「俺も、来年3人で会えるか自信がないんだ。だから、揃って会える今年に同窓会をやっておきたいんだ。」
と、佐〇が言っていました。
人生の後半になってくれば、一人ひとりの体調が、どのように変化するのか予測できません。
3人揃うことができる「今」というタイミングを強く意識した言葉です。
今回の「同窓会」の重みを感じました。
9月13日の「同窓会」のひと時は、大切な思い出として私の中に残ることでしょう。
そして、また来年3人揃って会うことができるよう、丁寧に日々を送っていきたいものです。