新型コロナが5類になり、4年ぶりに通販新年会が開催されました。(2024年1月12日)
会場は、溝の口の通称たまい通りにある「食べ酔う屋 菜(さい)」。
22名が集まりました。
2009年に事業部の営業が終了し、ともに働いてきたメンバーは、それぞれが新しい職場に異動になりました。
その後、毎年、忘年会を開催して旧交を温めてきました。
それが、2020年以降、新型コロナの影響で途絶えていたのですが、今回新年会という形で再開されました。
4年振りの開催は、4年という歳月以上の、時の流れの変化を感じさせるものでした。
この4年の間には、新型コロナの影響による本業の業績悪化、そして本業の業態転換、それに伴う多くの人の早期希望退職がありました。
会社に残った方々は、不安を抱える中、会社の生き残りと自分たちの生活のために、奮闘されていました。
退職された方々も、不安を抱える中、新天地で、自分たちの生活のために、奮闘されています。
もうすぐ定年退職を迎える方は、退職後の人生設計を模索されています。
私を含めて60代半ば過ぎから70代の方たちは、生計を立てるというプレッシャーからある程度解放されつつも、健康、生きがい、介護などと向き合って生きています。
80代半ばを過ぎた参加者は、この4年間に、長年連れ添ってきた伴侶を亡くしたり、自身の大病を経験したり、つらい出来事が重なって肉体的にも精神的にも衰えが目に見えていました。
この4年間で、子供の成長、自身の大病、家族の病気など、とても一言では語りつくせない出来事が、それぞれにありました。
4年振りの開催は、時の流れの変化を強く感じさせてくれるものでした。
昔を知る先輩方は、自分たちが働いてきた基盤が消滅していく中で、通販事業部が、自分にとって現役のころの本籍だという思いを再認識した、と言っていました。
こうした集まりも、いつまでこのメンバーで集まることができるか分かりません。
いずれ消滅していくことは間違いありません。
時の流れは非情です。
今現在、そして、この先を生ある限り生きていく、とう事実だけがあるのかもしれません。。
そうであるならば、これから何をするのかを主体的に決めて、行動を起こし、そして未来を変えることが可能なはずです。
今現在と未来が、いわば希望の世界なのかもしれません。
皆に会えて、私も、この先何があるか分からないけれど、前を向いて生きていこうとの思いを持つことができました。