先日の14日、父に
「年末年始に初日の出を見たり、富士山が良く見える場所に行こうと思っているんだ。
1月になったらMikoの体操教室に行くので、いっしょに見学に行こう。
その時に、朝日が出るまで長いこと立っていたり、富士山の見えるところまで歩かなければいけないし、Mikoの体操教室の見学は45分もあるんで、きっとつらいだろうと思っている。
それで、1ヶ月の期限付きで車イスをレンタルしたらどうかと考えているんだ。」
と切り出しました。
すると
「ダメ!ダメ! 絶対にダメ!
止(や)めてくれ。
誰もそんなの利用している人なんかいないんだから。
もう頼んでいるのなら、すぐにキャンセルしてくれ。」
のっけから、激しい拒絶反応です。
「利用している人はたくさんいるし、一度試しに1ヶ月だけ利用してみようよ。
ダメならその時点で止めればいいし、よければ続ければいいんだから。
試してから決めてもいいと思うよ。」
「ダメだ。絶対にダメ。」
「期日前投票の時、車イスで随分助かったじゃない。」
「あれは、区役所の人が持ってきたから乗ったんで、頼んだわけじゃない。」
翌日も話しましたが、
「そうやって考えてくれるのはありがたいけど、絶対にダメ。」
結局、まだ、車イスの必要性を感じていない、ということです。
この段階で必要性を納得してもらうのは、困難なようです。
これ以上の説得は、しないことにしました。
車イスがマスト(今絶対に必要)ではありません。
いつか、車イスを利用してみようという気持ちになる日が来るはずですから、それまで待つことにしました。
今日(12/16)の朝、ケアマネジャーのKさんに、事情を説明し、今回は見合わせたいと伝えました。
「そうですか。レンタル業者には、伝えておきます。
実は、ケアプラザにお貸しできる車イスが4,5台あります。
事前に申し込んでいただき、借りる時は取りに来ていただくのですが。
年内は28日までなので、先着順となりますから、もし、ご利用なさる時は早めにお手続きください。」
これなら、私の一存で借りることができます。
年末年始は、ケアプラザから車イスを借りて利用しようと思います。
今年の初日の出と富士山を見に行った時、父の様子から、来年は辛くなるだろうなと思いました。
初日の出を待つ間はずっと脇をよっちゃんに支えられていましたし、富士山が見えるスポットまで行くのは随分とゆっくりしたペースの歩行でした。
付き添う私達も、結構気を使います。
来年の元旦は、車イスに乗って、ゆったりした気持ちで、初日の出と富士山を見たいものです。
車イスのレンタル 今回は断念しましたが
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