孫日記 2025/4/28~5/4

my dear granddaughter , Miko’s Diary

2025/4/28(月)

今日はよっちゃんが14時30分にお迎えに行きました。

帰りに鉄棒のある公園によって逆上がりの練習をしました。
昨日、体操教室に行けなかったので、今日はよっちゃんが体操の先生です。
体操教室での練習も大事かもしれませんが、こうした自主練習はもっと大事かもしれません。

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ママは東銀座に本社がある会社で面接を受けてきました。
面接の帰り、電車を乗り間違えて馬喰町駅まで行ってしまったそうです。
帰りが少し遅くなりました。

Mikoが食事をしているときに、ちいちゃんとジイジがママについてこんな会話をしました。
「間違えて東京駅の方まで行ってしまったんだって。」(ちいちゃん)
「東京駅(実際は馬喰町)でよかったよ。もっと遠くまで行ってしまったら大変だった。」(ジイジ)
「帰りだからまだよかったものの、面接に行く時に乗り間違えてたら大変だったね。」(ちいちゃん)

ママは、電車オンチなところがあり、よく乗り間違えをします。
だから、ジイジもちいちゃんも、面接に間に合ったのであれば、よかったね、と思ったのでした。

二人の会話を聞いていたMikoが「ママ、どうしたの?」と心配そうに聞いてきました。

「東京駅で迷子になっちゃったんだって。
今、戸塚についたからもうすぐ帰ってくるよ。」
とちいちゃんが説明しました。

それから程なくしてママが帰ってきました。
折しも夕方から雨が降り出し、ママが帰宅する頃には、雨風が強まり、傘をさしていても濡れてしまうほどの勢いでしたので、ママは頭から足元まで雨に濡れていました。

そんなママを見て、Mikoは、ほっとした顔になり、それから満面の笑みになりました。

2025/4/29(火) 昭和の日

Miko、ママ、よっちゃんの3人で、電車に乗って、由比ガ浜に行ってきました。

鎌倉は観光客で混雑していたそうですが、由比ガ浜は落ち着いていて、ゆっくりできたそうです。

由比ガ浜では、浜辺でたくさんの貝殻を拾い集めてきました。

「ジイジ、どの貝殻が好き?」
「この貝、形が奇麗でいいね。」
「大きいのもあるよ。これカタツムリみたいでしょ。」
「本当だ。大きいね。」
「これ、持って行っていいよ。」
「ありがとう。こんなに持って行っていいの?」
「3つ持って行っていいよ。あと一つ、どれがいい?」
「じゃ、このすべすべして光っている貝にしようかな。」

この中から3つ持って行っていいよ
3つ選びました

2025/4/30(水)

ジイジは、Mikoがきりんさんになって初めてのお迎えです。

屋上へ上がり、Mikoを捜してキョロキョロロしていると、なぎちゃんがやって来て
「あそこにいるよ。」と教えてくれました。

Mikoは床に座っていて、その周りに2,3人のお友達が中腰になって床を見ていました。
「ジイジ、この虫何て言うの?」

傍(そば)によって床を見ると、コガネムシでした。
誰かに踏まれたようで、少し潰れた状態でした。

ジイジが手に取って「これは、コガネムシだ。」というと、
中腰になって見ていた男の子がコガネムシをジイジの手から受け取っていきました。

1階へ降りようと屋上の扉を開けると、一人の小さな男の子がMikoの方に駈寄ってきました。
Mikoにさよならの挨拶をするために駈寄ってきたようです。

「Miko、あの子は何て言う名前?」
「カナミ君だよ。」

ママの友達のイクのお子さんです。
先日公園で一緒に遊んだ時に、Mikoがカナミ君の面倒を見て以来、カナミ君がMikoを慕っているようです。
カナミ君の様子からそれが伺えました。

1階へ降りると
「ジイジ、こっちへ来て。これ今日の献立。」
そう言って、今日の献立を見せてくれました。
「全部食べたの?」と聞くと
「食べられないのもあるんだ。」と言っていました。
アレルギー食品の事だと思います。

今日の献立

帰り支度をして園庭に出ると、ちょうと、イクがお迎えに来ていてカナミ君も帰るところでした。
「カナミ君、またレストランでいっしょに食事しようね。バイバイ」
Mikoが大きな声で言うと、それを聞いていた先生が
「おう、レストランだって!すごい!」
と言って笑っていました。
(ほんとうはデニーズあたりなんです)

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先日の面接の結果連絡がありました。
見事、「採用」となりました。
小学校の学校給食の仕事です。

幼稚園の仕事は、子供に接する尊い仕事で、ママもやりがいを持っていました。
しかし、個人経営であるために経営者の資質が職場環境を良くも悪くもするという面がありました。
真面目な性格のため、負の部分を見てみないふりをしてやり過ごすことができなかったのでしょう。
心機一転、転職を決意したのだと思います。

新しい職を選択するにあたり譲れない条件は、「Mikoのために時間が取れる仕事」でした。
特に小学校低学年までは、Mikoのために優先して時間を融通できる仕事を選んだのです。

厳しい衛生管理、多いときは1200食分の大量の調理、大なべをかき回す体力。
大変な面がありますが、何事もやってみることです。

詩人 高村光太郎の『道程』という詩があります。

僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
ああ、自然よ
父よ
僕を一人立ちにさせた広大な父よ
僕から目を離さないで守る事をせよ
常に父の気魄きはくを僕にたせよ
この遠い道程のため
この遠い道程のため

「道」は自分で切り開いていくものなのです。
誰かが切り開いてくれるのを待っていてはいけません。

ママも、道を切り開いているのですね。

2025/5/1(木)

ちょっと変わったYoutubeを見ていました。

まあ、Youtubeの子供向けの作品は変わったものが多く、ジイジなどナンセンスな作品だと思うものがたくさんあります。
例えば、お菓子をひたすらシャリシャリと音を立てて食べる作品。
Mikoが3歳くらいの頃「シャリシャリを見たい。」とよく言っていたものでした。

今日の作品は、2児の女の子のお父さんがホテルの部屋でメイキャップをするというものです。
メイキャップでお父さんの顔がどんどん変化をしていきます。

「ジイジ、これ見て。Mikoちゃん、このホテルに行きたい。」

はじめは、メイキャップよりもホテルに関心があったようです。

だんだん、お父さんの顔がネコの顔になっていきます。
少しづつ、メイキャップで顔が変化していく様子に関心が移ってきました。

さらにメイキャップが進むと、口の裂けた怖いネコになっていきます。

Mikoは、少し怖そうな顔になりました。

メイキャップが完成したお父さんは、幼い娘の前に出て、大きな声で「ニャオー」と言って、幼子(2歳と4歳くらい)を脅かすのです。
二人の娘は、そんなお父さんを見て「怖い」と言うのですが、ジイジの目には、本当は怖いと思っているのではなく、「お父さん、気持ち悪い。」という顔に映って見えました。

そして、Mikoの顔を見ると、眉間にしわを寄せて、「気持ち悪い」という顔をしていました。

2025/5/2(金)

「ジイジ、今度もMikoちゃんの運動会、上から見てね。」

来月運動会があります。

どうやら保育園で運動会のダンスの練習をやっているようです。

そのダンスを運動会でジイジとちいちゃんに見てほしいのです。

上手に踊れるお友達を観察して、お手本にしながら、Mikoも上手に踊れるようになってきたようです。

「うん。絶対に行くよ。」
「Mikoちゃんが手を振ったら、ジイジも手を振ってね。」
「もちろんだよ。ずっとMikoのことを見ているから。」
「他の子も、ちょっと見てね。」

保育園最後の運動会です。
何を差し置いても、Mikoの運動会を見に行きます。

2025/5/3(土) 憲法記念日

「くりはま花の国」へ行ってきました。
Miko、ママ、よっちゃん、ちいちゃん、ジイジの5人です。

去年も同じ日にここに来ましたが、その時、ここはゴールデンウイーク中の穴場の行楽地だということを発見したのです。
交通渋滞はなく、お金はかからず、ピクニックが楽しめ、遊具が豊富にあり、ネモフィラやポピーなどの花が咲き乱れています。
今の季節は、体を動かして汗をかいても、すがすがしい風が汗を引っ込めてくれます。

7時50分に出発し、8時50分に到着。

去年は正門から一番遠い第二駐車場に駐(と)めたため移動が大変だったので、今回は正門前の駐車場に駐めました。
去年より移動が楽になったとはいえ、テントを張る「冒険ランド」は標高100mの高台にあります。
駐車場から「冒険ランド」まで、ひたすら上り坂を登ります。
Mikoを乗せたカートを引っ張って「冒険ランド」に到着したとき、よっちゃんの首筋には汗が光っていました。

正門前の駐車場から冒険ランドへ

「冒険ランド」のゴジラすべり台の近くの木陰にテントを張って、そこを拠点にして遊ぶことにしました。
今回新調したテントは、組み立てとたたみ方が簡単で、あっという間にセッティング完了です。

「Miko、お腹空いていない?」(ちいちゃん)
「お腹空いた。」(Miko)
まだ、10時ですがブランチを摂(と)ることにしました。
「このウインナ小さくてかわいい。」
そう言って、ウインナをパクパク食べていましたが、口周りが赤くなってきたので、アレルギーが出たのではないかと、あわててウインナを食べるのを止めました。
幸い、赤味はすぐに引いたのでほっとしました。
それでも、野外で食べるお弁当は格別おいしいですね、食が進みました。

快適なテントでブランチ

ブランチの後、「冒険ランド」でしばらく遊んでから、12時前に「ハーブ園」へ行きました。
ジイジは荷物番をしながら、遠くからMikoが遊んでいるのを見ていましたが、「冒険ランド」のMikoのお気に入りの遊具は、ロングすべり台とブランコのようでした。
特にブランコは、座る台がU型バック付になっていて、他にない乗り心地のようです。
何度も順番待ちをして、乗っていました。

ママが「足湯」のある場所を見つけてくれて、「足湯」に入ることになりました。
「足湯」は、ひとときの疲れを癒してくれました。
子供よりも大人に人気があるようです。
ジイジは温かいお湯に足を入れたとたん、思わず「極楽極楽」と声に出しました。
Mikoは、「足湯」の後のかき氷がお楽しみです。
ママがいちご味とメロン味の2種類のかき氷を買ってきて、
「どちらか半分をよっちゃんにあげてね。」と言うと、
「Mikoちゃん、両方食べる。もし、あまったらね。」とおいしそうにかき氷を食べていました。

かき氷を食べている後ろに「足湯」・・極楽極楽

「ハーブ園」からちいちゃんが留守番をしてくれているテントへ戻る途中、Mikoが「あっ、トカゲ!」と叫びました。
トカゲはすばやく、U字溝の中に逃げてしまいました。

テントへ戻り、ダンゴムシ探しをしました。
Mikoは、ダンゴムシがどのような場所にいるのかよく知っているので、簡単に捕まえることができます。
そして、よっちゃんもダンゴムシを探しているのかと思っていると、なんと、トカゲを2匹も捕まえてきました。
きっと、さっき捕まえられなかったので、Mikoのために捕まえてくれたのでしょう。
面白いことに、トカゲを仰向けにすると、トカゲは大人しく動かなくなってしまいます。
Mikoの掌(てのひら)の中で、トカゲが仰向けになってジッとしていました。
いっときトカゲと遊んだ後、元いた場所の近くに放してあげました。

掌の中で仰向けにすると 大人しくジッとしてました

「冒険ランド」では、最後に、ママと一緒に小枝君のベッドをこしらえました。
葉っぱでベッドを作り、小枝君を寝かせ、白い石を敷き、枝で柱を建てて小枝君の家を作りました。

小枝君の住まい

最後に、ポピーの花畑とこいのぼりをバックにママと記念撮影をしました。

ポピーとこいのぼりをバック  秋はコスモスです

駐車場の最終時間の16時30分に「くりはま花の国」を後にしました。

久しぶりのMikoとのお出かけは、ジイジにとって楽しい一日になりました。

2025/5/4(日) みどりの日

朝、Mikoがドレスを着ている姿を見せにジイジの部屋に来てくれました。

「そのドレス、Mikoが着ているの今日初めて見た。」
「この間、ママが買ってくれたんだ。」
そう言って、ドレスの裾を見せてくれました。
「あっ、リトルマーメイドのドレスなんだ!」
「そう。」
かわいいドレスと着ると、幸せな気分になるようです。

その後、ジイジの部屋の中に入ってきました。
ジイジの部屋に入るのは久しぶりです。

「ジイジ、Mikoちゃん絵を描きたいな。紙と書くものある?」
方眼罫のあるレポート用紙とカラーフェルトペンとボールペンを渡しました。
ジイジの机で、かわいいウサギさんの絵を描いてくれました。

お気に入りのドレスを着てジイジの部屋でお絵描きしました

絵を描いているときに、
「ジイジ、一番大切なものはなあに?」と聞いてきました。

一瞬、何のことなのかな、と思いましたが、すぐに分かりました。
<机の上にあるものの中で、ジイジが大切にしているものはなあに?>ということです。

ジイジがパソコンの前で仕事をしているとき、Mikoは決してジイジの部屋に入ってきません。
つまり、<ジイジが仕事をしているときに使っているパソコンはどれ?>と聞いているのだな、と理解しました。
何せ、机の上にはパソコンが5台もありますから、どのパソコンを仕事で使っているのかを確認したいのです。

「このパソコンが一番大事。お仕事で使っているパソコンなんだ。」

Mikoはそのパソコンを確認したので、絵を描いている最中、仕事で使っているパソコンに触れることはありませんでした。

きっと、最近、ジイジの部屋に入ってこなかったのは、ジイジの大事なパソコンがあるのを知っていたからなのでしょう。

触ってはいけないパソコンがどれなのか分かったから、これからは遠慮しないでジイジの部屋に遊びに来てね。

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