先日、警察を名乗る詐欺電話が早朝父の固定電話にかかってきたことを話しました。
詐欺ではなくても、アンケートと言いながら商品を売り込む電話であったり、危ない電話が時々かかってくることがありました。
そこでNTT東日本の「ボイスワープセレクト」サービスを利用することにしました。
着信させたい電話番号を登録(最大10登録可)し、それ以外からかかってきた電話を、私のスマホに無条件転送することができます。
今日(5/29)申し込みと設定が完了しました。
かかってきた電話をすべて指定した電話番号に転送する「ボイスワープ」という月額550円のサービスがあります。
「ボイスワープ」の機能拡張版として、着信させたい電話番号を登録リストに登録し、それ以外からかかってきたら指定した電話番号に転送する「ボイスワープセレクト」という月額715円のサービスがあります。
高齢(97歳)の父に私から電話をすることが頻繁にあるので、「ボイスワープセレクト」の契約申し込みをしました。
次の電話番号と音声案内応答でオペレーターにつながりますので、電話で申し込みます。
申込電話番号(携帯) 0120116000 音声案内に対し 2→1 を応答
申込電話番号(固定) 116 音声案内に対し 2→1 を応答
音声案内に対して2→1の順番に応答すると、電話オペレーターにつながります。
そこで申し込みたいサービス名【ボイスワープセレクト】、利用する電話番号、契約者の情報、支払方法、利用希望日などの確認があります。
事前に支払情報は手元においておいたほうがよいでしょう。
契約申し込みが完了すると契約した電話番号にNTTから電話がかかってくるので、その日時を決めます。
電話がかかってきて、本人確認が終了したら、転送設定や着信させたい電話番号の登録などの設定を自分で行います。
設定が完了すれば「ボイスワープセレクト」の機能を使うことができるようになります。
下記が「ボイスワープ」と「ボイスセレクト」の概要が分かる資料です。
ボイスワープご利用ガイド
下記が「使用説明書一覧」のPDFダウンロードサイトです。
https://web116.jp/shop/annai/manual.html
「加入電話・ISDN・ピンク電話」の複数(現時点で7つ)のPDFダウンロードサイトが表示されます。
その中の ボイスワープ/ボイスワープセレクト を選択してください。
設定は、この説明書を見ながら行ってください。
転送の設定方法と着信させたい電話の登録方法だけ、説明書から抜粋して掲載しておきます。
なお、設定は契約した電話(回線)で行います。
「142」が転送関連の設定。(ボイスワープの機能)
「147」が受電を可能にする電話番号の登録関連。(ボイスワープセレクトの機能)
「142」転送関連の設定方法

「147」着信させたい電話の設定方法

「ボイスワープセレクト」について、私が正確に記載できるのはここまでです。
実は、「ボイスワープセレクト」を利用できるようになるまでに、かなり紆余曲折を辿ってしまったので、私のケースは参考にならないからです。
とはいえ、失敗も何かの参考になるかもしれません。
一応、その紆余曲折の経緯を掲載しておきます。
5月24日に「ボイスワープ」の契約申し込みをしようとNTTに問い合わせの電話をかけました。
電話に出たオペレーターは「ボイスワープ」について詳しくなく、事前に私がネットで調べた情報と違うことをいいます。
このオペレーターに聞くのは無駄だと、即座に判断し、自分でネットから申し込むことにしました。
おそらく、契約申し込み部署へ電話をしていればきちんとした対応を受けることができたのでしょうが、違う担当部署に電話をしたのかもしれません。(あるいは新人でスキル不足か)
実は、この時点で「ボイスワープ」と「ボイスワープセレクト」という2つのサービスがあることを知りませんでした。
「ボイスワープ」の契約をすれば、着信させたい電話番号を登録し、それ以外からの電話を私の携帯に転送できるものと思っていました。
下記サイトにアクセスしてネットから「ボイスワープ」の申し込みをしました。
下記サイトの申し込みページは「ボイスワープ」のもので、「ボイスワープセレクト」の申し込みはできませんので、ご注意を。
ボイスワープのネット申し込み【ボイスワープセレクトではありません】
申し込んだ翌日、契約内容の確認のためにNTTから電話がありました。
契約内容に間違いないかの確認の電話です。
また、「ボイスワープ」を利用可能にするために、契約した電話番号にNTTから確認の連絡が入るとのことです。
契約した固定電話は父の家にあるので、日時を指定し、父の家でNTTからの電話を待ちました。
指定した日時にNTTから電話があり、この電話の30分後くらにNTT側での設定が完了するので、それ以降に「ボイスワープ」を使用できるようになるとの説明がありました。
NTTの担当者から「利用するためには設定が必要ですがどうなさいますか?」と聞かれました。
NTTのホームページに「ボイスワープ」の使用説明書(PDF)のダウンロードサイトがありますので、「ネットの説明を参考にして自分でやってみます。」と答えました。
おそらく、「教えてください」と言ったとしてもネットを紹介します、と言われそうな気がします。
早速、142にダイヤルして転送先の私の携帯の電話番号を登録しました。
続いて、147で着信を受け付ける電話番号を登録しようとダイヤルしたところ「利用できない」との応答です。
父の電話回線がパルス式だからだろうか、プッシュホンにしないとだめなのだろうか、といろいろ思いを巡らせました。
そして、もう一度説明書をよく読むと「ボイスワープセレクトをご利用のお客さまのみ設定が可能です。」という記載があります。
そうか、「ボイスワープ」では転送はできても、着信させたい電話番号を登録できないのか。
では、「ボイスワープ」を解約して「ボイスワープセレクト」に契約変更をしよう。
そう思って、ネットで調べたのですが、ネットからの「ボイスワープセレクト」の申し込み方法が見つかりませんでした。
ネット申し込みのサイトはあるけれど、私が見つけられなかっただけだと思います。
でも、あったとしても、見つけづらいということです。
担当者のスキルに心配はあったのですが、「0120116000」へ電話をしてみました。
すると、「ボイスワープ」の契約情報と本人情報の確認が終わると、あっさりと「ボイスワープ」の解約と「ボイスワープセレクト」の契約が終了しました。
「NTTの方で設定手続きがございますので、15時間後くらいにお使いいただけるようになります。」
電話申し込みをしたのが13時過ぎでしたから、2時間弱でNTTの設定が終了するようです。
このように紆余曲折がありましたが、何とか、転送設定と着信させたい電話番号の登録が完了し、詐欺電話防止対策ができるようになりました。
私の経験から、
「ボイスワープセレクト」を申し込むのなら、「0120116000」へ電話し、音声案内に対して2→1の順番に応答して電話オペレーターを通して申し込むのが一番良さそうです。
離れて暮らす高齢者の親をお持ちの方の参考になれば幸いです。