糖質制限について

その他

私が2型糖尿病であることは、これまでにも度々ふれてきました。

今回は、2型糖尿病発症の経緯と、「糖質制限食」を実施してから今に至るまでの経緯を、検査結果に基づいて振り返ってみます。

44歳からの健康診断の記録しかありませんが、おそらく40歳くらいから血糖値が高くなり、既に2型糖尿病だった可能性があります。

食事内容は大きく変わっていないので、基礎代謝が低くなったためでしょうか、40歳を前に60キロ前半の体重が70キロオーバーになりました。

46歳のときに正式に2型糖尿病と言われ、ウォーキングとカロリー制限を始めました。

2005年くらいからはスイミングをはじめ、2007年からはほぼ毎日プールに通っていました。

体重は60キロ台前半になり、HbA1cは6%台で推移していました。

55歳くらいの時に、会社の担当医が東大で2型糖尿病の研究をしているので、参加してくれないかと言われ、2カ月間その研究プログラムに参加したこともあります。
血糖値測定器を借りて、起きてすぐと就寝前に血糖値を測定し、通信で研究所へ血糖値データを送信します。
また、3食の食事をスマホで撮影し、その画像データも送信します。
すると、レポートでカロリー計算の結果が送られてきます。

その頃は、2型糖尿病にはカロリー制限と運動が効果的だと思っていました。

ところが、定年後の転職先の仕事がハードなため、食生活が乱れ、スイミングやウォーキングの習慣が途絶えてしまいました。

2018年になると無性にチョコレートが食べたくなり、毎日、一箱分を食べていました。
頭脳を酷使していたためだと思います。
糖分の入ったジュースや炭酸飲料水は、糖尿病の大敵であることは知っていましたので、さすがに避けていましたが、今思えば、チョコレートはもっと悪かったと思います。

2019年2月に転職し、仕事の内容も落ち着き、さすがにチョコレートを食べたくなることもなく、普通の食事を続けていました。

ご飯1膳半におかず各種といった普通の食事です。

ただ、今思えば、転職して仕事が落ち着いたとはいえ、新しく覚える知識や技術が多くあり、ストレスは抱えていました。

普通の量のごはんを食べただけなのに、食後血糖値が爆上がりしていたと思います。
その血糖値が下がる頃、激しい睡魔にも悩まされていました。
また、立ち眩みも頻繁に起こるようになったり、手足の冷えにも悩まされました。
特に冷たい布団に入るとなかなか温まらないので、寝つきが悪くなりました。
それから、就寝中にこむら返りもよく起こりました。

そして、運命の日が訪れたのです。

2019年6月12日の会社の健康診断で
空腹時血糖値:279mg/dl 、HbA1c:11.4%
という、最悪の結果がでました。

医師から、ケトン体が出ているのは代謝異常で危険な状態(糖尿病性ケトアシドーシス)なので即刻入院しなさい、と通告されました。
いつ糖尿病ケトアシドーシスになってもおかしくない、命の危険があるというのです。
しかし、私からの希望で入院はしないでインスリン(超速効2単位 朝・昼・夜 基礎分泌6単位 就寝前)を自己注射することになりました。

カロリー制限とインスリン療法が始まりました。

インスリンとカロリー制限の効果でしょう、数値はドンドンよくなっていきました。

2019年8月7日、超速効型インスリンを中止し、就寝前の持効型インスリン4単位と薬だけになりました。

2019年9月4日、さらに数値が良くなってきたので持効型インスリン4単位も中止し、ビグアナイド薬とDDP-4阻害薬の混合薬で治療をすることになりました。

その間、ネットや書物で糖尿病のことを色々調べていました。

たまたま、江部康二医師の提唱する「糖質制限」に目が留まりました。

「糖質制限」の考えはとてもシンプルで3大栄養素のうち血糖値を上昇させるのは糖質だけで、糖質をとらなければ血糖値が上がらない、というものです。

私にとって、とても納得のいくものでした。

2020年1月1日から糖質制限を開始しました。
江部康二医師のブログや書物を参考に、一回の食事の糖質量は20g以下にするスーパー糖質制限食をこの日から始めました。

2020年1月8日、通院している医師から「HbA1cが6.2になったので、糖尿病治療のための通院をやめることもできるが、どうしますか?」と聞かれましたが、血液検査を継続して経過観察したいので通院の継続を希望しました。

2020年3月8日、LDLコレステロールが高いのでスタチンを処方されました。
スーパー糖質制限をすると一定割合でLDLコレステロールが上昇する人がいるそうですが、私はまさにその部類でした。
これは、いまだに高いままです。

2020年8月26日、糖質制限の理解のある病院へ変わり、そこで頸動脈エコー検査を行った結果0.6㎜と0.7㎜で動脈硬化はみられないとの診断があり、少し安心しました。

その後、血糖値は6.0~6.5の範囲に収まっているため通院を中止し、「糖質制限食」と「運動」で今に至っています。

元々、「食」に対する執着はそれほど強くないこともあり、糖質制限食をすんなり受け入れることができました。

糖質制限食を始めてから「ごはん」「パン」「麺類」「イモ類」は、一口も口にしていません。

ただ、糖質制限を実施するにあたり、唯一の問題は、果物が好きなことです。
バナナ、りんご、柿などを時々食べたくなり、バナナ半分と思いつつ1本まるまる食べたりすることがあります。
果糖は血糖値を上昇させない、などと油断すると、果糖はすぐに脂肪として蓄えられるので、体重が増加します。
体重増加は、結果的に糖尿病を悪化させます。

今の時期なら柿です。

いつもは食べたいとも思わないのですが、一口食べてしまうと、思わず食べ過ぎてしまうので、注意しないといけません。

今は、糖質制限のほかに週1,2回スイミングをしています。

1回に1000m泳ぐのを目標にしています。

私の経験では、運動がダイレクトに糖尿病に効果があるというよりも、基礎代謝を上げたり、体重増加を抑えたり、筋力や持続力を付けてQOL(Quality of Life)を保つ効果が大きいようです。

それが、間接的に糖尿病へ良い効果をもたらしてくれるように思います。

なので、糖質制限食が血糖値を上げないための唯一の方法なのだと理解しています。

糖尿病は血管の病気ともいわれ、「シメジ」と言われる 神経障害(シ)、 網膜症(目の病気)(メ)、 腎症(腎臓の病気)(ジ)の合併症を引き起こします。

失明、透析、足の壊疽による切断など、とても怖い合併症です。

心筋梗塞は脳梗塞も引き起こします。

合併症を引き起こしたら、元に戻ることはありません。

進行するのみです。

ゆめゆめ侮ってはいけません。

今後も「糖質制限食」を軸に運動を続けていきましょう。

今までの健診の記録を載せておきます。

年月日LDLHDL中性
脂肪
血糖値HbA1c体重年齢検査
2001/03/094421714773.344健診
2003/01/11471441406.671.346健診
2003/10/27501111426.467.446健診
2004/08/1848941255.765.247健診
2005/09/16381271275.968.048健診
2006/08/29137431181216.265.949健診
2007/08/1712351861205.859.550健診
2008/08/1213452681195.860.351健診
2009/07/3113653741286.162.552健診
2010/09/2413752601386.461.053健診
2011/08/1613448651406.060.854健診
2012/05/301364014015164.055健診
2013/05/2012351861296.358.756健診
2014/05/2114453551106.359.957健診
2015/08/0514250561236.861.358ドック
2016/08/20137431201376.661.659健診
2019/6/121874710627911.463.362健診
2019/06/19177467019211.362病院
2019/08/07141431171148.362病院
2019/09/0411641991077.062病院
2019/11/0613650681096.357.862病院
2020/01/0814253831216.256.563病院
2020/03/1819261851236.155.763病院
2020/05/2015453901336.055.763病院
2020/07/1520955691426.255.563病院
2020/08/2619760.8611326.256.063病院
2020/10/2221664661286.356.763健診
2020/12/1616566621686.464病院
2021/09/1727468621136.351.964健診
2022/08/3121560701135.956.965健診
2023/07/072116246956.559.466健診
2024/11/13205581111366.452.467健診
2025/11/2521165701386.057.669健診

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