2021年12月から庭の大改造に着手しました。
それは、ヤブガラシ根絶の戦いの始まりでもありました。
庭木の伐根やサイクルハウスを建てるためのに整地をしたとき、直径3㎝を超えるヤブガラシの根茎がいたるところに張めぐされていました。
仕事の忙しさにかまけて、数年間ほったらかしにしていた間に、フェンスに添ってヤブガラシが巨大な地下茎を形成していました。
ヤブガラシは、クリーピングルート系と言って地下の“根”が横に広がって増えていくタイプの植物です。
栄養繁殖と言って、根から新しい株をどんどん増やして増えていきます。
縦横に太い根を根を張り巡らせ、さらに深さは1m以上に到達します。
根に「芽になる細胞」があるため、数㎝に切断しても発芽する能力があります。
地下1m付近から掘り出した根でも栄養繁殖力があるそうです。
そのため、根絶するのがとてもやっかいな雑草です。
根は切れやすく、根を完全に取り除くことは不可能です。
そこで、私はグリホサート系の除草剤を使うことにしました。
定期的に(1週間ごと)にヤブガラシが萌芽しているか点検し、萌芽しているのを見つけたら、グリホサート系の除草剤を刷毛につけて、刷毛でヤブガラシの葉や茎に薬剤を塗っていきました。
数日するとヤブガラシは枯れます。
グリホサート系除草剤がヤブガラシを枯らすメカニズムは、次の通りです。
薬剤成分が葉や茎から吸収され、師管を通って植物体内に移行し、成長点(新芽や根など)に集まります。
そこでシキミ酸経路という芳香族アミノ酸を合成する経路を阻害します。
そのためタンパク質合成・代謝が停止し、成長できなくなることで枯死します。
ヤブガラシは3月下旬から10月いっぱいが活動期です。
2022年春から今に至るまで、ヤブガラシを発見したら、ひたすら除草剤を刷毛で塗っていきました。
2022年は、塗っても塗っても次々に芽を出してくるので、ほんとうに効果があるのかと疑うほどでした。
2023年になっても、減ってきている印象はありませんでした。
2024年になると、柿の木と物置の周辺からの萌芽が大分減ってきましたが、依然として私道側は旺盛に生えてきていました。
2025年になり柿の木と物置の周辺での萌芽が見られなくなり、私道側も萌芽の勢いが衰えてきました。
萌芽してくる場所は変わらないのですが、萌芽本数が減り、まばらになってきました。
そして、今年(2026年)は、萌芽する箇所は2か所になり、しかも、茎が細く、葉も細い弱弱しい茎です。
旺盛な時は2,3日すると新たな萌芽が見つかりましたが、今は10日間隔で1本、2本程度、弱弱しい茎が生えてくるまでに激減しました。
おそらく2026年中に完全に根絶することでしょう。
今までの経過から、太い根には萌芽するための数年分の栄養が蓄えられているといえそうです。
細い根であればグリホサート除草剤の1回の塗布で枯れてしまうのでしょうが、太い根の場合、1ヶ所を叩いても、薬剤の効いていない別の場所から芽をだします。
出てきた茎を何度も叩くことで、数年かけてようやく蓄えられている栄養分をすべて消費させることができるようです。
2022年から丸5年かけて、ようやく根絶に至りそうです。


